秋日好さん
のうた一覧
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母の愛知らぬ夫は両手にて我が右腕を掴んで寝ていた
平成二十八年五月十二日
13
ある夜のこと。愛していること愛さ...
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薄雲の蓬莱山が木々の間に見えたと思えば風が吹き行く
平成二十八年五月十二日
15
merveilleux nuag...
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結婚の招待状受く「ふたりして秋に帰国を」破産宣告
平成二十八年五月十二日
6
従姉の息子さんで泊めてあげたりも...
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二週間大時計まだ止まりおり君は私の「あいだ」を知らない
平成二十八年五月十二日
8
時計台とか教会とかロマンチックな...
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立場上象牙はカンベン記念日は火の酒一本ホットドッグで
平成二十八年五月十日
7
象牙細工はアンティークでないと売...
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むくつけきゴリラであれど幼げに両手を揃えて頂戴と待つ
平成二十八年五月十日
12
友人のゴリラ画家さんはゴリラほど...
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サンダルの痛む海辺の下り坂あと何歩先、君振り返る
平成二十八年五月十日
13
振り返ってくれる方と恋愛しましょ...
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「急ぎなさい」怒られていた隣家の子海辺のベンチでバーガー片手
平成二十八年五月十日
4
ルイは6歳かな。庭先で怒られてい...
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二十五度夏先取りの特異日に樹木は散歩者木陰で守る
平成二十八年五月十日
13
木陰があってよかった。蒸発するか...
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忙しさも愉しみのうち 春の雪霙と雹と除草作業と
平成二十八年五月二日
12
冬に降らなかった雪が4月末に。て...
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恋愛は狭間に揺れる波模様天のことわり人のわがまま
平成二十八年五月二日
15
今さらかな。生殖、種の保存、でも...
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五月晴れ小鳥の餌台組み立てて厨から見る君の笑顔を
平成二十八年五月二日
18
何鳥が見えたとよく話してくれるの...
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還暦と思えぬ友の誕生会数年違いの君踊りだす
平成二十八年五月二日
8
まいった。歌は私よりうまいけど、...
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どの影も夫かと思ううらら日の寂寥の胸風がいたわる
平成二十八年五月二日
17
体調崩して今日はお迎え無しでした
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うたびとの鑑であろう一言のせりふが詩になっているから
平成二十八年四月二十五日
13
形式は違っても。シェイクスピアの...
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四百年詩歌の形は変われども人の心も悩みも浮き彫り
平成二十八年四月二十五日
12
いろいろな形で表現され続けるシェ...
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行く春を言葉にせずに過ごしゆく背の腕ひとつ依り代として
平成二十八年四月二十五日
15
「依り代」は言葉として強すぎるか...
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思い出の曲が弾けないこの指はオルゴールのばね廻し続ける
平成二十八年四月十八日
20
ばね?ぜんまい? パッヘルベルの...
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歌を持て つらきときこそうたをもて挫ける心支えて歩め
平成二十八年四月十八日
23
遠くで応援するしか今のところでき...
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がむしゃらになり振り構わずする恋を避けて通るが現代人らし
平成二十八年四月十五日
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カッコ悪い、傷つきたくない、保険...
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