水海はるこさん
のうた一覧
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夕立に透ける背中を見ていたら誰だかわからなくなって「好き」
平成二十六年十二月二十日
2
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飲み込んだ涙のゆくえ君の見る夢に流れて洪水になれ
平成二十六年十二月二十日
5
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君からのメールがくれば浮上する深海魚底から2mmだけ浮く
平成二十六年十二月二十日
5
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コンビニの空気を吸いにいくためにコンビニに行くそれだけのこと
平成二十六年十二月二十日
3
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コンビニが私が行かない深夜にもやっていないと安心できない
平成二十六年十二月十九日
4
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思い出の焼き直しだけ 新しいフィルムはずっと空のまんまで
平成二十六年十二月十九日
3
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君にしかわからない罪犯した日 朝露捕らえ揺れる蜘蛛の巣
平成二十六年十二月十九日
3
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春先のフリーマーケット一度しか着ないワンピースなどを探しに
平成二十六年十二月十九日
5
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ぴかぴかのナナホシテントウ飛んでったお天気雨のあと春の虹
平成二十六年十二月十九日
4
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チューリップに紅茶を注ぎ砂糖漬けパンジー添えれば春のお茶会
平成二十六年十二月十八日
3
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半音ずつ上がってくような心地にて春を待ちます君を待ちます
平成二十六年十二月十八日
5
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痛いかと問われなくとも頷いて明日の辛さを諦めている
平成二十六年十二月十八日
4
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平気かと聞かれなくとも首を振り今日の長さに堪えかねている
平成二十六年十二月十八日
5
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満ち欠けと満ち引きの呼応そのように名を呼び合えば春の夜の闇
平成二十六年十二月十八日
4
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春の夜の月の鼓動に呼応して海がひそかに呼吸する夜
平成二十六年十二月十七日
5
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アルバムが燃えても死んで焼かれても思い出はある思い出のまま
平成二十六年十二月十七日
3
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三度拒否された十円 きつく固いキャップを捻って面接へ行く
平成二十六年十二月十七日
1
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今買ったこれは代替だからまた欲しくなるってわかってるけど
平成二十六年十二月十七日
2
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強張って攣って軋んで痛み出す体をもって口笛を吹く
平成二十六年十二月十七日
1
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きめつけてあんいになでてたやすさにすくわれるからとけだせるから
平成二十六年十二月十六日
3
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