香月さん
のうた一覧
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過ぎてなお想ふ愛し君思ひて在りし日をゆく道のまにまに
平成三十一年三月二十日
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過ぎゆきて忘らる夢の無きものと来たる年また紡ぐ想ひゆき
平成三十年一月三日
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立てばとて曲がる心の弱きもの掴みて行くは明日の彼方へ
平成二十九年十一月十八日
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儚くも想い漂へば現世の夢も果てなく幸もあらむや
平成二十九年三月十二日
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心なく離れし袂の儚さに誰れぞ想ふかいまは人なく
平成二十九年一月二十八日
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逢えぬこと唯過ぎゆきて忘らるる想ひの儚さいつぞ開かむ
平成二十九年一月二十一日
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文もなく焦がれし妹の手を想ひ刻も失せゆき葉は絶ちぬる
平成二十八年十月十五日
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朝ぼらけさやかに流るる秋風の交じりて通ふ妹が寝息
平成二十八年九月十日
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君が手を握りて伝ふぬくもりの焦がして乱る孤悲のやさしさ
平成二十八年九月五日
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繋がりも失くして淋し面影の君ぞ何処か見れば思ひ失く
平成二十八年八月二十七日
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さにつらふ照りて咲みゆく儚さに麗し妹の御簾を解かむ
平成二十八年七月九日
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枯れぬとて跡の幽かに妹思へば絶てど泪の苦しもぞする
平成二十八年五月二十九日
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手に落つる咲みし花も謳ひゆく残り香妹に咲みし追へば
平成二十八年三月三十日
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散りたまふ華も露に包まれど流れし刻の思ひも虚しく
平成二十八年三月二十日
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咲みすればあかり差し込む黄昏に想ふ逢瀬君がかほりも
平成二十八年二月五日
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かほる雨侘しく触れしさめざめと妹が手をとる冷し泪よ
平成二十八年一月二十九日
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蕾なる梅の息吹も颯爽と風に舞ひてし今日の碧かな
平成二十八年一月二十七日
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しらゆきの舞ひて暮れゆく黄昏の溶けて露なる肌のしら夢
平成二十八年一月二十五日
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徒然の想ひ綴りて侍りしと心残して繋ぐ過去かな
平成二十八年一月二十二日
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枯葉発ち衣失くせし木の下に寒を纏ひて震ふ吾が身よ
平成二十八年一月二十日
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