香月さん
のうた一覧
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心なく戯れ咲し妹が華のさやかにゆきし風も渡れば
平成二十七年十月十八日
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涼やかに風も香りし下弦にて明かり侘しく袖を手繰れば
平成二十七年十月七日
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文読みて馳せし想ひも慈しみ君を案じてこの空みつめむ
平成二十七年八月三十一日
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想わねど思ひ違へず惑ひしと移ろふ君も唯幻か
平成二十七年八月十九日
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逢瀬を重ねし刻もいつぞやと妹し想へば消えゆ夢とぞ
平成二十七年八月七日
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翳りゆく面影虚し筆の跡薄れし思ひもいまはなぞらむ
平成二十七年八月七日
4
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あかねさす青にたなびく白雲の木霊す蝉の追し雨音
平成二十七年八月五日
6
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忘らるる妹が何処へゆけばとも吾は切なきな染めゆきなも
平成二十七年八月四日
4
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問ふて尚帰らぬ文を待ちぬれど筆は薄れむ伝ふ涙に
平成二十七年七月二十九日
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想ふ刻妹は吾をも想ふかと問ひし風にも湿り応じぬ
平成二十七年七月二十九日
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夕凪のたなびく雲のさやけしと傾く盃も冷たきものと
平成二十七年七月二十七日
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さやけくとたなびく雲も大暑なり拭いし額も想ふ妹が肌
平成二十七年七月二十四日
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心なく佇む先の虚しさに吾忘らるかいまは失くとも
平成二十七年七月十八日
5
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淋しくも佇み帰りを待たねども君は知らぬか煩ふ心
平成二十七年七月十日
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催涙雨明けて巡りし妹が香の霞みし笑みもいまは遠くと
平成二十七年七月十日
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催涙雨とは、織姫と彦星が曇りで会...
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重たくも上がらぬ心も翳りゆく梅雨の冷たき打たれこの身も
平成二十七年七月十日
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小暑にて吹ける冷たき浮世とも掌触れ伝ふ永久
平成二十七年七月八日
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滴りし涙虚しく乾けども誰れそ想ふか孤悲の重みも
平成二十七年七月四日
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滴りし涙虚しく乾けども誰れそ想ふか孤悲の重みも
平成二十七年六月二十七日
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翳りゆく三日月儚きとこしへの想ひ途絶えし消えゆ雨音
平成二十七年六月二十二日
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