桜町さん
のうた一覧
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秋の野となりにし宿の女郎花野分の風のままに揺れつつ
平成二十六年四月十八日
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都をば稲葉の風に離れいでてもり明かしける露しげき庵
平成二十六年四月十八日
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藤袴末の秋までにほへるは神代の人の脱げるなるらん
平成二十六年四月十九日
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秋風の吹きこざりせば葛の葉のうらみにものは思はざらまし
平成二十六年四月十九日
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ゆく雁の数さへ見ゆる秋の夜は山の錦の甲斐もありけり
平成二十六年四月十九日
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見渡せば色も一つのみ山路に山橘の実こそしるけれ
平成二十六年四月二十一日
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ひきたがへ別れしことは昔にてかけし葵もかれにけるかな
平成二十六年四月二十二日
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思ひ見よ別れし宵の三日月のわれても人につくる心を
平成二十六年四月二十二日
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ふみ分けしみ山の奥になれぬれば都の夢は覚えざりけり
平成二十六年四月二十三日
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あはれにも操ににほふ梅が香のあるじなき世の空にたなびく
平成二十六年四月二十四日
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朝顔の露にきほへる身にしあれば涙とともに散らましものを
平成二十六年四月二十四日
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苦しめば苦しきことを苦しやと思ふ心ぞ苦しかりける
平成二十六年四月二十八日
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君が代の光も清く住吉の松の緑に照りにけるかな
平成二十六年四月二十五日
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憂ひなき蓬がほらの蔭にのみ隠れて世々を経なむとぞ思ふ
平成二十六年四月二十五日
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天の下和らぐ朝のまつりごとけふも雲居の空にのどけし
平成二十六年四月二十五日
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紫の庭の白菊まもればや袖さへにほふ雲の上人
平成二十六年四月二十五日
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白雪のしたゆく水のしげければしのぶ若菜もあらはれにけり
平成二十六年四月二十六日
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知らずして経にけむ時もあるものを今はひとひを暮らしかねつる
平成二十六年四月二十六日
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面影や夢や千鳥の跡ならで逢ふこそけふは嬉しかりけれ
平成二十六年四月二十六日
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白雪のかしらにふれる身なりとも見し春秋の夢ぞ恋しき
平成二十六年四月二十七日
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