美津村さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 「かけなおします」と切られし電話を待ち続け疑ふ侮る反省もする 平成二十六年五月十七日 8 もっと見る
- 飼犬の墓かと見紛ふ歌碑ありてわが知らぬ人のわが知らぬ歌 平成二十六年五月十六日 11 もっと見る
- 指で突きし障子の穴から覗き見て大人を憎みし記憶薄れず 平成二十六年五月十六日 8 もっと見る
- 間引きたる小さき人参も美味きものつつましやかに今日足りむとす 平成二十六年五月十五日 15 もっと見る
- 棒切れで河原の小石をノックして老いたるわが影少年のごとし 平成二十六年五月十五日 9 もっと見る
- なんとかなるさなんとかなるさと過しきぬ なんとかなるさ老いゆく先も 平成二十六年五月十五日 10 もっと見る
- 散り敷きて色の褪せたり腐りたり悪臭放つ日陰の椿 平成二十六年五月十五日 5 もっと見る
- ネギ坊主を弾かせて吹く風の中縺れつつもつれつつ舞ふ白き蝶 平成二十六年五月十四日 10 もっと見る
- 見送りしはバス停までか駅までかまだ帰り来ぬ妻にいらだつ 平成二十六年五月十三日 5 もっと見る
- 鉄製の螺旋階段かけあがるわが足の音軽々若し 平成二十六年五月十三日 9 もっと見る
- 愚鈍にて賢く見せる知恵はなしへらへらへらへら笑ひゐるのみ 平成二十六年五月十三日 6 もっと見る
- 冷え切りし焼酎なれど少しづつ心ほぐるるあたたまりくる 平成二十六年五月十二日 6 もっと見る
- 風化して誰の歌碑か草のなか無縁の墓石のごとく傾く 平成二十六年五月十二日 11 もっと見る
- 肩寄せてゆっくり行かむ君を見送るツインタワーの駅までしばし 平成二十六年五月十二日 9 もっと見る
- 予定早めて十二時前の特急で着くと電話あり声弾ませて 平成二十六年五月十一日 4 もっと見る
- 屋根裏の雀の雛ら巣立ちゆきひそかな家に心やしなふ 平成二十六年五月十一日 15 もっと見る
- 声ほそくなにか呟きたる妻に問ひ返すも憂き一日の終り 平成二十六年五月十日 13 もっと見る
- 馬鹿げてる馬鹿げてゐると思へども言ひ返しゑず従ひてゐる 平成二十六年五月十日 9 もっと見る
- むぐむぐと口籠もる姿に志あらうはずなしわが姿なり 平成二十六年五月十日 7 もっと見る
- 「人間の一生なんて」と言ひかけていまはの母のなに思ひけむ 平成二十六年五月十日 11 もっと見る
