美津村さん
のうた一覧
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眼鏡と入歯今日は外して眠る母かなしきまでに媼さびたり
平成二十六年九月十八日
7
旧
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雷過ぎて窓開け放つ病室に雨の匂いを母は喜ぶ
平成二十六年九月十八日
9
旧作
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死んでも母は地獄へなんか行くものか地獄の如き世を生きたれば
平成二十六年九月十八日
14
旧
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またひとり亡くなりたりと寝たきりの母が気配を察して話す
平成二十六年九月十八日
7
旧作
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お詫びして訂正しますのひと言は朝にも聞いた夜また聞いた
平成二十六年九月十七日
7
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稔り田は刈られ刈られて寒々し交尾しながら赤トンボ飛ぶ
平成二十六年九月十七日
6
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見おろしてみたしと息急き登りきて見おろす君の村茅屋根の村
平成二十六年九月十七日
7
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かたじけなし と チョンマゲ人のような言素面で言える君を可笑しむ
平成二十六年九月十七日
4
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太き眉広き眉間の右寄りの黒子を目当てに待てとの電話
平成二十六年九月十七日
4
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助からないなら家の疊で逝かしめよと聞きし言葉に我は苦しむ
平成二十六年九月十六日
13
旧作
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隣室に痰吸引の聞こゆれば母病む部屋の窓を閉ざしぬ
平成二十六年九月十六日
16
旧作
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夜明くれば限られし母の命また一日少なくなりにけるかな
平成二十六年九月十六日
7
旧作
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母の癌告げられて眠れぬ長き夜の夜明けてなべての窓開け放つ
平成二十六年九月十六日
28
旧作
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眞赤なる手の平かざし見てゐし母何も云はずに眼閉ぢたり
平成二十六年九月十六日
7
旧作
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槇垣の内に人の声するは老夫婦らし花を愛でている
平成二十六年九月十五日
7
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漆喰の剥げ落ち半ば崩れたる土塀に沿う道彼岸花咲く
平成二十六年九月十五日
10
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塗り固めし漆喰ま白き直し後の目立つ大屋根君の住む家
平成二十六年九月十五日
5
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暮れ殘る伊吹のうへを超えてゆく戰鬪機鋭く夕光放つ
平成二十六年九月十五日
7
旧
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今日我は殘業となるらむ熱下がり意識戻りし子の傍を立つ
平成二十六年九月十五日
5
旧作
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旧街道の「よもぎもち」の張り紙に三百年たちかえるわが想いかな
平成二十六年九月十四日
5
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