美津村さん
のうた一覧
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日の差して蒸気立ちのぼる雨後の道傘振り回して児童ら帰る
平成二十七年十月二十五日
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口笛吹いて楽しさうな新聞屋さんと立ち話の婦人らに呼び止められぬ
平成二十七年十月二十五日
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稲刈りて稲藁匂ふ山の里幼児を呼ぶ母親の声
平成二十七年十月二十五日
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月の夜をわが影踏みつつ蹴飛ばしつつポストへ楽しき手紙出しに行く
平成二十七年十月二十五日
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あたたかく見護るなんていうけれど監視されてる盗み見されてる
平成二十七年十月二十二日
4
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齢更けてますます団子となりし鼻鏡に見るさえほとほといやになる
平成二十七年十月二十二日
2
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「もっこを担ぐ」と喩えて言いしが若者の君には「もっこ」がわからぬらしき
平成二十七年十月十八日
4
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「作戦をたてろ」「作戦通りに」と「戦」がお好きぞ指示出す人は
平成二十七年十月十八日
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拳突き上げ作戦を始めろという訓示計画といえば通じるものを
平成二十七年十月十八日
4
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急須にそそぐぬる湯に湯気の立つ見えてこの秋早く寒くなりたり
平成二十七年十月十一日
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猿の群れに道を阻まれ立ちつくす群るれば猿ら図太し強し
平成二十七年十月十一日
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霧の中からいきなりヌッと現れし男は舌打ちしてたち去りぬ
平成二十七年十月十一日
6
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黒々と焼き払はれし堤防の角ばりて見ゆおぼろ月夜に
平成二十七年十月九日
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暑し暑し夕刊配りつつ渡る川涼風ありて水の匂ふも
平成二十七年十月七日
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配達すすめば荷台の軽くなるバイク配達すすみて運転荒し
平成二十七年十月七日
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風通ふ部屋に昼寝の妻と猫ふて寝する気か心当りあり
平成二十七年十月七日
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稲架に架け稲を干す村朝寒し新聞配れば庭鶏の鳴く
平成二十七年十月七日
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網戸外し簾しまひし部屋のうち乾く秋風吹き抜けてゆく
平成二十七年十月七日
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無精ひげをのばすも三日が限度にてわが性質をわれと哀れむ
平成二十七年十月五日
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皺だらけというほどの皺はなき顔ぞ鏡に見ている七十三の朝
平成二十七年十月三日
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