美津村さん
のうた一覧
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話題絶え気まづく対ひゐる時にベル鳴ればたちて受話器をつかむ
平成二十九年六月二十二日
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雑談の中に巧みに仕入値を探る話し方に我は戸惑ふ
平成二十九年六月二十二日
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人の言葉に心するどくゐる時にかかりし電話にひそみ話す声
平成二十九年六月二十二日
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業者我らに愛想よかりしこの人も職場の長となりて変りぬ
平成二十九年六月二十二日
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理路整然隙なく言ひて自らは動かず済ますこのネクタイ氏
平成二十九年六月二十二日
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貧しきを治めて貧しき領主ならむ荻の城跡雪割れの松
平成二十九年六月二十日
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茅葺き鐘楼門雨に湿りてしづかなり緑青色よき吊鐘つるす
平成二十九年六月二十日
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雨やみし朝の日差に茅の屋根いづこも激しく湯気あげはじむ
平成二十九年六月二十日
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合掌屋根の障子いづれも灯のともり雨の荻町夜ひそかなり
平成二十九年六月二十日
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実粒小さく穂の立つままに稔りをりあはれ狭田に稲さへ貧し
平成二十九年六月二十日
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羽根の先ちぎれし鴉がわが町に四五日なきゐしがこの朝鳴かず
平成二十九年六月十一日
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雷雨去り雨垂れの音間どほくなる庭に鈴虫鳴き始めたり
平成二十九年六月十一日
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水にかがみ蜆を笊にすくふ人いづれも腰に籠をさげをり
平成二十九年六月十一日
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朝風に葦群なびく川原を横切る燕は物くはへゐつ
平成二十九年六月十一日
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川霧の中に朝日の浮く河口警笛鳴らしあひ蜆舟ゆく
平成二十九年六月十一日
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水管橋を自転車押して渡る人夕日に小手をかざしてたたずむ
平成二十九年六月六日
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差してくる朝光に溶くる雪の中次ぎつぎ跳ねて立ち上がる笹
平成二十九年六月六日
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わきあがり輝く雷雲トラックの我が行先の峠をおほふ
平成二十九年五月二十二日
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早出勤務に我が渡り行く町屋川夜明けの川原を燕飛び交ふ
平成二十九年五月二十二日
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春寒く空気乾けば我が降す煉瓦触れあふ音の澄みたり
平成二十九年五月二十二日
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