美津村さん
のうた一覧
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助手席の窓にしぶきの吹きこむまま開けて乗りゆく夕立の町
平成二十九年四月十四日
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受取手形を束ねて置きし運転台深く日は差し膝あたたかし
平成二十九年三月二十八日
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運転席に坐れば心引締まり職替へむ迷ひはうすれてをりぬ
平成二十九年三月二十八日
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野火あかく連なる棚田見上げつつ日暮の峡をトラック走らす
平成二十九年三月二十八日
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老人の多き葬列過ぐる道トラック止めてながく我は待つ
平成二十九年三月二十八日
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この夜は空気の乾く我が倉庫積まれし煉瓦ともしび反す
平成二十九年三月二十八日
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履き慣れて疲れの少ない安全靴底は片減り皮はひび割れ
平成二十九年三月二十二日
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縄腐り黴の匂ひのする煉瓦からげなほしてトラックに積む
平成二十九年三月二十二日
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配達終れば心ゆるみてトラックの排気の匂ふ倉庫をとざす
平成二十九年三月二十二日
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蒸し暑く空気の淀む倉庫開け積み荷してあるトラックを出す
平成二十九年三月二十二日
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トタン屋根を落葉の吹かるる音の下居残りて煉瓦に縄をかけゐる
平成二十九年三月二十二日
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光は既に夕焼けて水平に差す倉庫居残りてなほしばし煉瓦積む
平成二十九年三月十九日
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鋳込み終へ鋳物師去りし鋳込場の梁に野鳩のくぐみ鳴く声
平成二十九年三月十二日
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湯気と埃に暗く熱気のこもる中けもののごとく鉄鋳る裸体
平成二十九年三月十二日
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鋳造ラインに並びて働く人の腕いづれも等しき角度に動く
平成二十九年三月十二日
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耕耘機で鋳込場の土ほぐしゐる兼農の君も背の曲りゐる
平成二十九年三月十二日
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杓三つ寄せ合ひ一気に鉄注ぐ三人共に呼吸を止めて
平成二十九年三月十日
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気おくれして言ひ出せず帰らむとする我を呼び止めて煉瓦の注文くれぬ
平成二十九年三月十日
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ひび割れて形くづれし厚き爪よ素手で土打つ老鋳物師は
平成二十九年三月十日
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日当りのよき窓際に年老いし鋳物師は腰を曲げて土打つ
平成二十九年三月十日
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