美津村さん
のうた一覧
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脚太き馬の背に積む奉納の酒樽揺れて酒の匂ふも
平成二十六年十二月十三日
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少しおどけてその場は繕ひ得たれども見拔かれてゐる輕蔑されゐる
平成二十六年十二月八日
8
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城跡の城とは丸太粗組の砦なりきと立札記す
平成二十六年十二月八日
5
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永代供養を保証するといふけれどその寺永代に続くや否や
平成二十六年十二月五日
10
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足音を忍ばせて行かむか荒立てて走り抜けむか暗がりの路地
平成二十六年十二月四日
7
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「アンテナは一本立っています」と告げ声切れぎれの応答を聞く
平成二十六年十二月四日
6
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途方に暮れて車を降りて佇めば空ゆく鵜らの羽ばたく音す
平成二十六年十二月四日
8
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この家も庭に地下水湧き出でて素麺あらふ西瓜を冷やす
平成二十六年十一月二十七日
8
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人を待ち佇む吾を怪しみて監視カメラがまた此方向く
平成二十六年十一月二十六日
8
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天し垂るる蜘蛛の糸を次つぎに天使が降りくる水玉落ちくる
平成二十六年十一月二十二日
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わが屋根の鴉にまじないかけてやる真っ白になれ声清くなれ
平成二十六年十一月二十一日
5
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なに事かありたる如くなき如く沖を見やりて佇む漁師ら
平成二十六年十月二十九日
8
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右折して真っ直ぐ下れば村を出る村の出口はその木橋のみ
平成二十六年十月二十九日
3
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副作用を忘れて續けし呑み藥少時く斷たむ藥疹痒し
平成二十六年十月二十九日
6
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雨の溢れる樋を見にこし倉庫の屋根桐の落葉が蒸れゐて匂ふ
平成二十六年十月二十九日
4
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黒く萎えし蜜柑の木をば刈り払い焼く白煙は蜜柑の匂いす
平成二十六年十月二十八日
7
旧作
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朝の雷沖に去りたる波切港声はねあげて飛魚を競る
平成二十六年十月二十八日
6
旧作
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水管橋を自転車押して渡る人夕日に小手をかざしてたたずむ
平成二十六年十月二十八日
7
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今もまた大声でまくしたてているテレビ画面の中国人論客
平成二十六年十月二十八日
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結論は先延ばしにしてさりげなく話題を変える 結論怖し
平成二十六年十月二十八日
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