美津村さん
のうた一覧
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棒切れで河原の小石を打ち飛ばす老いたるわが影少年のごとし
平成二十七年七月十九日
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左利きの常に左から踏み出して左の足甲早く腫れくる
平成二十七年七月十六日
7
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渡りたる猫を見届け笛吹かれ廻旋橋は動き始めぬ
平成二十七年七月十二日
13
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開きゆく廻旋橋の朱の橋を水に映して朝明るむ
平成二十七年七月十二日
8
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堪へかねて言ひたる我は堪へかねし君に激しく言ひ返されぬ
平成二十七年七月四日
5
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僕にはどうでもいい事だよと言ひ捨てて電話切りたし切る勇気なし
平成二十七年七月四日
7
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自由に意見を言へと促され言ひたりき結局そのあと疎まれきたり
平成二十七年七月四日
6
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秘境の宿といへど液晶大画面お笑ひ芸人われらを笑はす
平成二十七年六月三十日
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湯浴む湯にさざ波たたせて月光のきらめく色を愉しむ吾は
平成二十七年六月三十日
8
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紫陽花の今年も花咲く此処の家住む人替りて幼児の泣く声
平成二十七年六月二十四日
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戦後貧しく育ちたりにき風邪ひけば甘き生姜湯を飲んで耐へにき
平成二十七年六月二十四日
10
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子どもらの遊ぶ川原に母親のその子を呼ぶ声 亡き母恋し
平成二十七年六月二十四日
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自らは動かず人に従きがたく蹲るように過ぎしと思う
平成二十七年六月二十二日
2
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退職して作りし住所と名前のみ記す名刺も使いしことなし
平成二十七年六月二十二日
13
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赤々とふたつ血の色の尾灯つけ電車入りゆくトンネルの闇
平成二十七年六月二十一日
4
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車線数を減らして車を滞らせ有料道路へ誘導するのか
平成二十七年六月十九日
4
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河原の葦群のなかの白骨は犬か猫か定かにあらず
平成二十七年六月十七日
4
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釣り糸を垂らす男の傍らに水面見つめる白猫ひとつ
平成二十七年六月十七日
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山峡の駅の駅長旗振れば入換電車は汽笛を鳴らす
平成二十七年六月十七日
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森の中に養老院の青き屋根ほそき煙のひと筋のぼる
平成二十七年六月十六日
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