由縁さん
のうた一覧
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うたがいを抱くことさえ微塵なく 相思鳥はツマ、とさえずる
平成二十七年四月十四日
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水かけに人を雇うは機械守り 天の恵みを都会でも乞う
平成二十七年七月十六日
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熱をもつ機械を冷房で冷やす。猛暑...
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君の名をアドレスに秘めこの夏も線香花火しずくが落ちる
平成二十七年八月二十一日
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合唱のゆるりと調和身をひたす 時差ぼけ憂う人もいる午後
平成二十七年八月二十九日
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亡父母の手を引き逃げる夢の中 現とのぞみ幻と安堵し
平成二十七年九月十六日
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避難する夢をよくみます。
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誕生日待てど便りの気配なく冬至の今日より陽は伸びるのに
平成三十年十二月二十二日
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誕生日に何かを期待してしまう。
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大粒の涙を流す横綱は 園児の頃と変わらぬ負けん気
平成三十一年一月十九日
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息子と同じ幼稚園
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割引のシールに誘われ恵方巻 夫婦で分け合い息災願う
平成三十一年二月四日
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断捨離で人形供養したけれど やっぱり恋しいお雛様
平成三十一年三月一日
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隣人にもらいし林檎香り立ち ふるさとの色映す目美し
令和四年十二月十五日
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大きな林檎に作り手のご苦労を感じ...
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自販機の灯りほのかで君の影 蛍なら行けたかな七夕
令和五年七月七日
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ぼくたちは 何もいいことなかったと そんなことない 逢えたじゃないの
平成二十六年一月二十五日
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教卓へ飾るようにと花手折る 母の慈愛と かおる思い出
平成二十六年二月十八日
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留守電に残る声ふたつ消せずに遠き姉妹の好物作る
平成二十六年二月十二日
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坂下る子ら笑み満ちて 下るのも上るもこわいわれはため息
平成二十六年三月八日
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茨城弁でこわい=疲れた、両方の意...
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空港の金属探知ひっかかるわれの腹内ひそかな悪意
平成二十六年三月四日
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鳴ります
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靴音と 車内放送 咳だけが 音の日常 通勤車内
平成二十六年三月十二日
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銭湯に母娘三人 マイ桶で フルーツ牛乳極楽な娯楽
平成二十六年四月十五日
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半身を蜜に浸してとろけてる恋人たちは片目のみ明け
平成二十六年四月二十一日
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こぬか雨無情のことば透かし見るビニール傘で君の本心
平成二十六年四月二十四日
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