由縁さん
のうた一覧
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台風の近づきを遠雷で知る草木はおびえ蟻は悠然
平成二十六年八月八日
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わが部屋に天狗ウィルス侵入しパソコン熱帯び感染もよう
平成二十六年九月二日
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鼻を高くしていたわけではなく…ず...
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他愛ない エピソードあり か細きに すがりついてる そのひぐらしも
平成二十六年九月四日
1
蜩とその日暮らしをかけてみました...
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記念日に自販機の前君を待つ 魔法のことば効力きれても
平成二十六年九月七日
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なんとか記念日
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ひっそりと日陰の道の恋花は 散るは激しく火の粉の乱れ
平成二十六年十月五日
1
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八時前新幹線の朝食はそれぞれの旅序章のトロット
平成二十六年十月二十日
1
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酩酊し自分らしくないが出現し 普段のわれが拮抗唸る
平成二十六年十月二十八日
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久方ぶりにさびしがりやで甘えん坊...
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実体のない記号のみ支えにし 髪振り乱し婆娑羅をまねる
平成二十六年十一月三十日
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季節風湖面騒がす 苛む 鈍色なれど鋭利な波が
平成二十六年十二月十日
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ごうごうと波と迫る耳鳴りに流されていく「ききみみ頭巾」
平成二十七年二月五日
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生涯で唯ひとりでもこの義父におもいかけるがいれば ここまで
平成二十七年二月八日
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母親、妻、息子たちからも愛されず...
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子を遺し 似た悪役は戦死して 君もドラマも遠ざかりゆく
平成二十七年二月十一日
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先日の短歌の続きです。
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昨年は 山あり谷あり 御くじ出て 今年はすでに谷谷谷
平成二十七年二月十五日
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今年は、「たなくじ」(0655)...
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きさらぎは事件ばかりで気ぜわしく そろりそろりと白鷺の所作
平成二十七年二月二十二日
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鷺ってなんとなく詐欺師に似ている...
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雛人形 経と香華で供養され 雪洞ふたつ焼却炉に消え
平成二十七年三月三日
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ここの家に転居した際、おさまらい...
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答弁を聞きながらするいたずら書き 悩んだ末の提言ののち
平成二十七年六月八日
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ふと気づいたら、ティンカー・ベル...
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弔いで訪れた街のガイド本 写真が誘う甘味と蜜が
平成二十七年九月二十二日
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初鳴きを北の友に送らんとスマホ向ければ雁も旅立つ
令和六年三月十五日
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詮もなく心配するがわれの常 縁切れた人足引く様を
令和六年五月七日
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現実が すべて投げ出し飛び込まん 助走しわれのアキレスを断つ
平成二十六年二月二日
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