由縁さん
のうた一覧
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福島に同じ名字の酒造あり廃炉の宴で飲みたき甘露
平成二十六年五月十日
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それまで生きていれば
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雷と雹がゆき過ぎそれぞれは寄せた肩と手動かし始む
平成二十六年五月十日
1
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厚みある過去問さらに手に重く 試験受けると公言すれば
平成二十六年五月十一日
1
歌に詠んでさらに重く
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唯一の頼りであろう担当医 責任転嫁筋違いだが
平成二十六年五月十四日
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教授になった肩書きをみて釈然とし...
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亡霊が小さき園をおびやかす幻だろう既視感だろうか
平成二十六年五月十六日
1
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なかよしの一卵性母娘それでよい 白身少なく困るにしても
平成二十六年五月十八日
1
旅行も買い物もエステも母娘で、こ...
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雑貨店長蛇の列を横目みて 静謐な部屋 伏し目で向かう
平成二十六年五月十九日
1
東京都渋谷区
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老練の夫婦けんかの種ふたつ都合悪きを 聞かぬ 忘れる
平成二十六年五月二十六日
1
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波の上想いを浮かべ待つ月は 岸に舫いで草のしとねで
平成二十六年五月二十七日
1
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君は剣 われ湖 こころざし同じくして質は違えり
平成二十六年五月二十七日
1
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再婚をする気あるの、に胸ドキリ 問われる顔はここから見えず
平成二十六年五月三十日
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ふるさとの言のはらはら盃満たし酔えばつま立ち庵をたずねむ
平成二十六年五月三十日
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盃=肺?
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手振り添え考え語る熱っぽさ ハンドル宙ぶら脇で身縮む
平成二十六年六月十四日
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ひやひや
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手も首も歩き方さえ義母に似て義父は今日もお茶飲みむせる
平成二十六年六月二十二日
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雨雲の隙間を裂いて入道雲 シェスタをきどるまぶたに映る
平成二十六年七月二日
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その足は流れに浸した石のよう 挟めば涼し夏向き女
平成二十六年七月十五日
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顔中に汗したたらせ夢中人アイスくわえて手にはDS
平成二十六年七月二十日
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ぼたぼた
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年輪の円を重ねるわが想い断てども巻きは剥がれぬしぶとさ
平成二十六年七月三十日
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髪飾り綺羅に輝く不相応乙女のころも今となっても
平成二十六年七月三十一日
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受信歴残るアドレス分身の英字の羅列BYEと並べ替え
平成二十六年八月五日
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登録してないと、アドレスが表示さ...
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