光さん
のうた一覧
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泣きはらし霞む目で追い呟いて詩歌は私を慰めるもの
平成二十七年三月二十九日
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別離
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高度9000。白いメレンゲへ影さして浮かぶ翼を眺めやる朝
平成二十七年三月二十二日
2
パスワードをわすれてしまっていて...
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霧雨に銀杏並木が色変えて奥まる宵闇かかとを鳴らす
平成二十六年十一月十四日
5
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晩秋に落ちたもみじ葉踏みあぐね見上ぐ夕日は飴色に揺る
平成二十六年十一月十四日
8
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色襲ね深む秋よと日が惜しみ垂れる銀杏を慰みに差す
平成二十六年十一月十四日
3
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街路樹の皮がまだらに剥げてゆく繁る濃緑置き去りにして
平成二十六年十一月七日
3
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ぱたぱたと溝から落とした涙の色月夜に紛れるブルーブラック
平成二十六年九月三十日
3
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わたくしの心の懐剣手の内で低く啼いてはインクを零す
平成二十六年九月三十日
6
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遠くから聞こえる朝の雑音にほっと安堵し眠りについた
平成二十六年九月八日
5
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薄布のカーテン越しにゆれ動く街の起床と日のあくび
平成二十六年九月八日
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線香の灰壺大きく燃えあがり月下老人お怒りか
平成二十六年九月五日
2
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そろそろ髪をおろしていいか秋口首元寂しくて
平成二十六年九月五日
1
ここに投稿していいものか、ちと迷...
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紙で手を一筋切ってなめとって冬の訪れ感じはじめる
平成二十六年八月三十一日
3
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カフェラッテ蓋に手をかけ眺めやる朝あけゆく空の玄関
平成二十六年八月三十一日
3
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雨樋のメトロノームに問うてみるこの空いつに晴れるでしょうか
平成二十六年八月二十二日
4
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落ちた蝉喰らうかまきり上に居る玄関ポストはすでに立つ秋
平成二十六年八月二十一日
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西日さす鉄路でふたりただ座るまばらな車内で沈黙の夏
平成二十六年七月三十日
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夕風が濡れた額をかわかして次の季節におもいを馳せる
平成二十六年七月三十日
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ベランダに白いアジサイ咲きまして隣のあなたにおすそ分け
平成二十六年七月三日
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新緑にアザリア・ピンクが咲き乱れ背ろの空に勾引かされます
平成二十六年五月十八日
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