如月弥生さん
のうた一覧
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降る雪が君に想いを告げたなら積もりて融けて流れてゆかむ
平成二十六年二月十四日
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君からの文待つ時はのろのろと歩み進める針の不思議さ
平成二十六年二月十九日
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暗闇にほんのり光る白妙の雪の白さに 戻りたき我
平成二十六年二月十九日
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本当は私と行くのが嫌なんじゃないかと思い理由は問えぬ
平成二十六年二月二十日
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君次第いかにょうにでもなる我は 浮きつ沈みつ しぼみぬ咲きぬ
平成二十六年二月二十日
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別れ際明るい表情で手を振れる君は知らずや 袖振る意味を
平成二十六年二月二十一日
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会議中 二つ隣の君がいて視野の広がる我もいるなり
平成二十六年二月二十二日
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口元に手をやる指の美しき形に「やはり好き」と覚ゆる
平成二十六年三月六日
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思ふよりハンサムでなき君の顔 それでも好きと思ひぬる朝
平成二十六年三月六日
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生き残る者は逝き去る者たちに生かされている生きねばならぬ
平成二十六年三月十日
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五年前の免許証から我を見る我は まだ君知らざりし我
平成二十六年三月十日
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そう言ったら、「その二年後に知る...
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我一人 勝手に君をこね上げて人形あそびの延長の恋
平成二十六年三月十八日
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予定より早いメールの「今どこ?」に跳ねる心臓 君こそ今どこ?
平成二十六年三月十九日
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別れ際君の掌もらうこと 儀式のようになった習慣
平成二十六年三月二十三日
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やがて来る君との別れ 伝ふべき言葉を探し涙ぐむ宵
平成二十六年三月二十五日
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パートナーチェンジを心待ちにするフォークダンスの輪には入れず
平成二十六年五月三十日
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我が想い手垢つけられたくなくて誰も知らない奥に潜ます
平成二十六年六月六日
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君歌ふ歌を奏でるiPod 不意に涙の通勤列車
平成二十六年六月十二日
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月曜日だった 去年の今日の日は 君に想ひを投げつけた宵
平成二十六年六月二十四日
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「いいよ」ってただひとことがこんなにもうれしいものと今さら気づく
平成二十六年七月八日
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