浅草大将さん
のうた一覧
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美柿盛得じの多喰の寄る鱧へ蒜吐き得つつも野を越そ面屁
平成二十二年五月十六日
9
本歌=御垣守衛士の焚く火の夜は燃...
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つましさはかはら撫子と思ひしがあつき一夜のとこ夏の花
平成二十二年五月十六日
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大和撫子=河原撫子=常夏。
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小波のしがみてみれど落雁の堅田のうらに羽も立たざりき
平成二十二年五月十六日
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近江八景の一つ、堅田落雁に掛けて...
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世に君が身もたち花の香を聞けば名をあげまきの志偲はゆ
平成二十二年五月十六日
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周囲にそんなに出世したヤツはいま...
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つゆ知らじたまにはあらで久方の降るあめりかに恵みありとは
平成二十二年五月十六日
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本歌=露をだに厭ふやまとの女郎花...
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夏そひく海の果たてはしら雲の明日はいづこの空に迷へる
平成二十二年五月十五日
9
なつそひく=「海上潟」などの枕詞...
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茜さすむらさき匂ふ我妹子にあふちの花もやがて咲かなむ
平成二十二年五月十五日
15
あふち=楝。センダンのこと。「逢...
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み吉野の奥にある世もよし野とて咲くも散るのも遅桜かな
平成二十二年五月十五日
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み吉野の奥=世よし野?
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しまつ鳥うの身に辛きながら川かかる縄手は切る術もなし
平成二十二年五月十五日
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しまつとり=「う」の枕詞。 う...
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かひもなき身はうき舟もひと筋の綱手ありせば行方違はじ
平成二十二年五月十五日
12
かひ=櫂、甲斐。 うき=浮き、...
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入相の鐘もいつしか撞き果てていまや田面に人さへもなし
平成二十二年五月十四日
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さみだれて心うつきになりぬれど身をうの花と誰か腐さむ
平成二十二年五月十四日
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卯の花腐し=卯の花の時期に降る長...
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ぬばたまの闇のこの世をうの花に忍びも敢へで鳴く不如帰
平成二十二年五月十四日
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うの花=「憂(う)」を掛ける。
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傷みつつ踏みゆく跡に匂へかし薄くれなゐの野いばらの花
平成二十二年五月十四日
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野茨の花は白だと思っていましたが...
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からころも岸のやなぎにつつ井筒はつ恋の日を誰思はざる
平成二十二年五月十四日
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本歌=業平の「からころもきつつな...
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かきつばた咲けるを見れば美しけれ瑠璃の花弁回る如くに
平成二十二年五月十三日
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三沢左右様のお題に。 かき...
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足ひきの山よみどりの酒に酔へうきよの闇に月を吐くまで
平成二十二年五月十三日
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吐月峰=静岡市にある山。旧丸子宿...
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砕け散る珠は惜しまじ玉の緒のいのちを堅く繋ぎ留めては
平成二十二年五月十三日
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断腸の思い…。 たのまをの...
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夏たてど今日もゆき降る陸奥に夜半の月こそせめて花なれ
平成二十二年五月十三日
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まだ雪が降るところがあるとか…該...
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そこまでは魅かれはせざり烏羽玉の黒きかをるが如き腋下
平成二十二年五月十三日
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黒木香(笑)。 黒木香=い...
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