浅草大将さん
のうた一覧
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かつら川早瀬の浪もみなれ棹させば玉散る月のしぶきは
平成二十二年八月三十日
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みなれ棹=水馴棹。「さす」の枕詞...
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夏木立今は色濃きみどり葉のいづれか秋を先がけて散る
平成二十二年八月三十日
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くそ暑いので、季を夏に戻しました...
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荒れ果てて籬も朽ちし我が屋戸の狭庭に花をのべの秋草
平成二十二年八月二十九日
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のべ=延べ、野辺。
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ひさかたの月の川ゆく舟あればこれや桂の一葉なるらむ
平成二十二年八月二十九日
16
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巖に散る浪のしぶきの各々に月はおのれの身をくだくかも
平成二十二年八月二十八日
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ゆく風の秋の便りを音にのみきくの上葉は露だにもなし
平成二十二年八月二十八日
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おとにのみ=「きく」の枕詞。 ...
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秋草の露よりのぼる夕霧のかなたにあはき野の果ての月
平成二十二年八月二十七日
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立ちそめし風には然と見えねども雨にぞ著しはつ秋の色
平成二十二年八月二十七日
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雲浪を逃れし月ぞとも舟や今よひ明かしの浦のとまりは
平成二十二年八月二十七日
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明かし=「明石」を掛ける。
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招けども身はむさし野の枯れ薄月より他に訪ふ者もなし
平成二十二年八月二十七日
17
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秋の夜は聞くも清しき狭庭辺の千ぐさに競ふ虫の声ごゑ
平成二十二年八月二十六日
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千ぐさ=千草、千種。
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花咲けど心はむなし荒小田に何か稔りのたのみあらめや
平成二十二年八月二十六日
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たのみ=頼み、田の実(=稲)。
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沖つ辺に何時消えしかはしらぬ火の名残や煙る霧の有明
平成二十二年八月二十六日
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夏の夜の夢の続きに秋来ねどうつつに我ををぎの葉の声
平成二十二年八月二十五日
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あき=秋、厭き。 をぎ=荻、招...
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皆のゆく道におくれてなな草の花のいろ香を知る秋の蝶
平成二十二年八月二十五日
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蝉しぐれなほふる郷も秋来れば夕べの風にすずむしの声
平成二十二年八月二十五日
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夜もすがらめぐるは月か杯か酔ひもますだの池のうたげに
平成二十二年八月二十五日
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名月や池をめぐりて夜もすがら(芭...
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すだれ吹く風ひと筋の涼しさにしのぶ廬山の嶺のしら雪
平成二十二年八月二十四日
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大げさか。
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涼しさを恵みの雨もいその上ふるの中道ぬれてゆかなむ
平成二十二年八月二十四日
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いそのかみ=「ふる」の枕詞。 ...
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にほ照るや湖の底より響くなり沈める鐘をつきの声はも
平成二十二年八月二十四日
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沈鐘伝説は洋の東西問わず各地にあ...
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