浅草大将さん
のうた一覧
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夕されば野に露しげき草まくら旅の我が身は置き所なし
平成二十二年九月二十六日
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拒むかに枯葉ひとひら落ちゆくを優しき者や尚も支ふる
平成二十二年九月二十六日
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すべての落下を支える者は、否定の...
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文もなし風に忍べる秋こそは色に見へねど香に表はるる
平成二十二年九月二十六日
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本歌=春の夜の闇はあやなし梅の花...
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氷雨ふる道辺に笑まふ花一つその名も知らぬ我を許せよ
平成二十二年九月二十五日
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冷えびえと桜もみぢに雪ぞ散るこれもよし野の裏の花山
平成二十二年九月二十五日
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人のゆく裏に道あり花の山(株の格...
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しら樺の湖よりのぼる霧が峰見れば今こそたてしなの秋
平成二十二年九月二十五日
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この歌だと立秋ごろに詠めばよかっ...
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刈田ゆく木造電車身はきしみ窓辺の鳶と抜きつぬかれつ
平成二十二年九月二十三日
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私が小学校に入学する直前ぐらいま...
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ひとしづく頬打つ雨に面あげて朝戸出づればまだ眠る街
平成二十二年九月二十三日
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二十代の頃にこのシチュエーション...
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歌詠むにあきの月夜も曇り果て団子喰へば腹のはるなり
平成二十二年九月二十二日
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あき=秋、飽き。 はる=春...
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ようやくの秋と思えばもう冬がきたの国から雪の便りが
平成二十二年九月二十二日
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きた=来た、北。 敢えて口...
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空見れどとざす雲居に望月の去年を偲べばなみだ雨ふる
平成二十二年九月二十二日
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やはりこういう題もあるのだな、と...
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船泊ててともに一夜をいねがての月に別れのあけぼのの空
平成二十二年九月二十一日
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陸奥の海も明かしと照る月に見も入り船のしばしとどまれ
平成二十二年九月二十一日
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明かし=「明石」を掛ける。
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月しろき海路にかかる船けぶりそはひとすぢの黒髪がごと
平成二十二年九月二十一日
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海路=うなぢ、項=うなじ…。詠ん...
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月の海いさり火赤く揺らゆりて明日見やぎ野の萩し思ほゆ
平成二十二年九月二十一日
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見やぎ野=「宮城野」に「見」を掛...
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月の出をまつが浦島見放けつつ満ちしほ竈の湊漕ぎいでな
平成二十二年九月二十一日
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本歌=熟田津に船乗りせむと月待て...
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秋たけて霧立ち込むる湖をなどてかすみが浦と言ふらむ
平成二十二年九月二十日
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小夜ふけて神の斎庭にわたる音は何をいのりの鈴虫の声
平成二十二年九月二十日
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空見つつ家路辿ればいわし雲入り陽に焼けて夕餉思ほゆ
平成二十二年九月十九日
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腹減った~飯食わせ~♪
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雲の間に闇のとばりの開くれば雁こそ降れ月のきざはし
平成二十二年九月十九日
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