詠伝さん
のうた一覧
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どこまでも似てるのねって私たちポトフの大根かぶりつく夜
平成二十六年一月八日
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とりあえずポトフ!
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青藍の露草愛でる解夏を越し月の光いま冠雪に沁む
平成二十六年一月十五日
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眩しかる鹿は夢かマボロシか確かむ術は詩歌にしかなく
平成二十六年一月十六日
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白石フランソワさんの御うたに便乗...
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故郷を詠むるひとのおはします彼の地に合はせむ世界時計を
平成二十六年一月二十七日
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午後のお茶請けにでもなれば本望で...
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地吹雪と出会へば逢瀬の行軍に車はいづれ棺となるらむ
平成二十六年二月二日
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地吹雪おっかないよう。 …...
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凍えながら待つのも悪くなかったよ君とは今日でお別れにしよう
平成二十六年二月十五日
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いつ君は迎えに来るんだ風だけが無駄にカーテンひらひらさせて
平成二十六年三月二十四日
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額田王「君待つと我が恋ひ居れば我...
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輪の中にいるはいるけど性根からひとりぼっちが得意みたいで
平成二十六年四月二十四日
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夕まぐれ東の空は満月にそそのかされて藤色になる
平成二十六年五月二十八日
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頑なな肩を象るカッターシャツ買ったカタールで語る片親
平成二十六年五月三十日
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なんだこりゃ。 ダジャレむ...
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脳トロりん遠い臙脂の屋根の色を桜の木だと見紛う程に
平成二十六年六月四日
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暑い話題ばかりですみません!運転...
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道程を後ろ後ろへ霞ませて手をまわす影一体となる
平成二十六年六月十三日
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折り句「ドゥカティ」 私は...
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墓参り終えて囲んだ食卓は靴の数よりお客が多い
平成二十六年八月十三日
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赤ちゃんいるからね、というオチ。
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今は月の明かりでさえも哀しくて草木の影も貴方に見えて
平成二十六年八月二十八日
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いま吾に添ひたる草木の影すらも見...
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空っぽの恋を突き刺し贄として閉ざすための季節へ捧ぐ
平成二十六年十月二日
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こっくりとまあるく甘くささくれた心もつられるマロンクリーム
平成二十六年十月一日
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街の外れにあるケーキ屋さんのモン...
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浅ましく言葉を道具にした咎で声は音の亡霊になる
平成二十五年十月十九日
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どうしてか ここから見えるアパートの空き部屋の窓にあの人のかお
平成二十五年十月十八日
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どろどろと濁る心で慟哭す今夜のお前は私の同胞
平成二十五年十月十九日
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ちぐはぐな枕とクッションあの頃は無いことにだって満ち足りていた
平成二十五年十月二十日
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一人暮らしのあなたの家で
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