花撫さん
のうた一覧
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図書館の隅にひとむれ彼岸花そこだけこの世ではないような
平成二十六年九月十九日
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この痛みこの苦しみを思春期と要約されるのが嫌で、嫌で
平成二十六年十月六日
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学生は学ぶべきだと解ってるでも遊びたいしおしゃれもしたい
平成二十七年一月十五日
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好きなように行きたい。生きたい。
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お前には分からぬだろう野の花よ咲きながら朽ちるこの哀しみが
平成二十七年一月十六日
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民族も国も言語も信仰も「カワイイ」意識の前では無力
平成二十七年十一月十一日
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子猫を可愛いと思う気持ちはみんな...
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キラキラは妖精のときの名残なの君だけにひかる小指のマニキュア
平成二十七年十一月十一日
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その7
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北風に煽られ冬の空に舞うビニル袋は海月に似たり
平成二十七年十二月五日
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空の青と海の青って違うの
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ヒール鳴る 冬の終わりの街角に平積みされた竹久夢二
平成二十八年三月二十二日
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春過ぎて 二人並んで腰かけたベンチに下りる青い沈黙
平成二十八年五月十四日
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クーラーで冷やされてない夕暮れに聞こえるサイレン、ひぐらしの声
平成二十八年八月二十四日
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あそこにも行きたいここにも行きたいとインターネットの地図で巡って
平成二十五年十月二十二日
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嫌なことひとつふたつと口に出し君の喇叭がそれをかき消す
平成二十五年十月二十五日
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濃紺の空見上げれば一番星東の空は微かに橙
平成二十五年十月二十七日
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早起きは苦手だけれど君に会う為なら徹夜で待ってるからさ
平成二十五年十一月三日
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あくまでも無邪気に話しかけてくる君のその表情が一番好きだ
平成二十五年十二月九日
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湧き上がるこの様々な感傷を上書くように雪は降りける
平成二十六年二月十五日
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「死にたい」は構ってほしい訳じゃない 現実から目をそむけたいだけ
平成二十六年四月二十八日
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風船も萎み八月三十一 除光液膚に冷たく染みる
平成二十六年八月三十一日
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遠い先を想像しては絶望す私に未来とは明日等と
平成二十六年九月六日
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この街の独りぼっちの中学生のためを思って私は泣けない
平成二十六年九月十一日
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同情と蔑みって似てるよね、大丈夫
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