へし切さん
のうた一覧
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冬の空見上げば月が輝いて吾も独りと微笑み返す
平成二十六年十一月十三日
26
誰もいずれ独りで生きてゆく...
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満つ月の雲が流れて見へ隠れ睦み寄り添ひよい月にする
平成二十六年十一月八日
20
満月と雲、私には仲睦ましい夫婦の...
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冬立つも暖かな朝散歩道冬の足音まだまだ遠く
平成二十六年十一月七日
19
近頃の寒暖差は老い身に応える。今...
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雨なれば雨を恨まず楽しみて 濡れてりんどう色鮮やかに
平成二十六年十一月六日
26
「晴れもよし、雨もまたよし」六十...
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夕焼けにいつもひとりで赤とんぼ暮れゆく秋を愛しげに飛ぶ
平成二十六年十月二十九日
18
みんな一人で生きている...
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秋長けて独り寝ぬ身の夜はさむし褥重ねばはや夢の中
平成二十六年十月二十七日
20
さむし:寂し、寒し...
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里山の西方見ればもみじ葉の錦に染むる秋を愛しむ
平成二十六年十月二十六日
16
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夢通ふ道に迷ひし秋の夜は鳴く虫の音もか細き声で
平成二十六年十月二十五日
21
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日の本の不二の高嶺に雪の降る御山美し秋晴れの空
平成二十六年十月十六日
25
富士山に初冠雪、雪化粧の富士はや...
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吹き荒れる風に負けじと耐へて立つ老ひ木の意地に我励まされ
平成二十六年十月十四日
21
まだまだ負けられぬ...
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秋の夜はやはり独りは淋しいと愚痴をこぼせど物言わぬ花
平成二十六年十月七日
21
物言わぬ花:草木の花、因みに「物...
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月影の射し入る庵の花すすき穂に出づる秋の夜を愛しむ
平成二十六年十月六日
17
愛しむ:愛おしく思う
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木犀の夜のしじまに香り立つ音なくこぼる秋を寂しむ
平成二十六年十月四日
22
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萩が花秋の野風に戯れて散りゆく身をも盛りと咲かば
平成二十六年九月二十九日
20
一瞬を輝ければ幸せな人生なのでは...
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月清か梢をわたる風常と変わらぬ秋をなぜに哀しむ
平成二十六年九月二十一日
29
秋景色は昔と変わりないのだが.....
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朝露に濡れて花咲く月草の一日に散りぬ儚き想ふ
平成二十六年九月十八日
28
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満つ月の欠くるさだめと眺むれば浮世のことも夢のまた夢
平成二十六年九月十日
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秀吉の辞世「露とおち露と消えにし...
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鶏頭の花穂を立てて咲き誇る秋津の野辺を色あざやかに
平成二十六年九月七日
26
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時雨ふるつらき浮世の涙とてつかの間見ゆる晴れわたる空
平成二十六年九月四日
33
この晴れ間はうれしい...
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蝉の声命つきるを悟るがに惜しみて生きよと吾を励まし
平成二十六年九月三日
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