へし切さん
のうた一覧
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サザンカのつぎつぎ咲きて散りいそぐ紅き莟のふふむ冬の日
令和元年十一月二十日
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夕暮れの風は冷たき村時雨 過ぎゆく空の月はさやかに
令和元年十一月十一日
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しみじみと吾の孤独を照らしおり月に寄り添ふこのひとつ星
令和元年十月三十一日
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今日の夕暮れ時、金星に寄り添う三...
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秋野には尾花がもとの思ひ草俯き咲きて何思ひ侘ぶ
令和元年十月二十九日
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君をのみ朝な夕なに思い草はかなの野辺の露ぞこぼるる
令和元年十月二十三日
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今もなほ 見えない糸で結ばれて こころ通えば ただ それでいい
令和元年十月二十一日
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なつかしき君が香ぞする藤袴 夢の枕に匂ひこそすれ
令和元年十月二十日
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こんなにも君への道は遠いけど夜ごとこころは夢路を通ふ
令和元年十月十九日
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君が好き 逢えないけれど 君は星 こんなに遠く離れていても
令和元年十月十一日
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暮れかかり街の灯りのぬくもりに君を恋ひしむ秋はたそがれ
令和元年十月六日
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花乞いて 妹が祀りのよそほいに 床の挿し花 秋の海棠
令和元年十月四日
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秋色の沈む夕日にさよならと君の名呼べば逢へるだろうか
令和元年十月三日
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葉隠れににほふ秋野の葛の花うら吹きかへせ野路の下風
令和元年十月一日
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秋草の茂みのなかにかくれつつ紅のきわだつ水引の花
令和元年九月三十日
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夕されば秋の野風にをみなへし揺れてこころを誰によすらむ
令和元年九月二十八日
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ひがん花咲いて愛しや奥つ城に君を恋ふれば哀しかりけり
令和元年九月二十五日
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秋くさのさびしき中に 吾亦紅 離れゆく人の赤き紅思ふ
令和元年九月二十三日
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叶はぬと知りつも君に逢ひたいと おはぎを二つ 秋彼岸かな
令和元年九月二十二日
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枯れはつる尾花が下の思ひ草はかな憂き身の露のよすがや
令和元年九月十五日
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雲居なす心もしのに月影の 今宵この月 仲秋の月
令和元年九月十三日
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