備前 大輔さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 飯を食う我が口を見て居る猫の禿げた生傷 人か獣か 平成二十五年十月四日 3 もっと見る
- 新しい職場で立ち尽くす。無様無様。異邦の人に成り果てた身は 平成二十五年十月三日 4 もっと見る
- 秋風は車椅子押し我を押しリコリスの赤い群れをも散らす 平成二十五年九月二十九日 3 もっと見る
- 車椅子を借り 祖母と行く池の端 幾年ぶりかふたり秋見る 平成二十五年九月二十九日 2 もっと見る
- 車椅子に祖母を乗せつつ声も出ず二人で四足の還らざる日々 平成二十五年九月二十九日 2 もっと見る
- 組み敷いた珠の汗の女穿ちやるその白き喉喰い破らんと 平成二十五年九月二十八日 1 もっと見る
- 鬼灯の火に映える朱が呼び戻す掛けえぬ言葉をなお探す悔い 平成二十五年九月二十八日 2 もっと見る
- 臈たけた女は膝を折り跪くあか切れた指三つに揃えて 平成二十五年九月二十五日 2 もっと見る
- 死者の魂吸い陰に咲く彼岸花赤燦燦と墓の端に立つ 平成二十五年九月二十四日 4 改訂 もっと見る
- オリオンに願いを述べた夜の記憶凍てつく程に彼方に遠い 平成二十五年九月二十二日 5 もっと見る
- 庭に棲む青の命は薄れゆく寂々とした秋の始めに 平成二十五年九月二十二日 2 もっと見る
- じがじがと肌を苛むシャツの糊季節の門出に身を白に染む 平成二十五年九月二十一日 2 もっと見る
- 昼となく夜となく日々襲いくる夢魔の囁き夢うつつ聞く 平成二十五年九月二十日 2 もっと見る
- 尾を巻いて縞猫は独り影を踏む射し日に滲む人なき園の 平成二十五年九月二十日 4 もっと見る
- 白い夜に眠る草木を踏み歩く朧に霞む今宵の月と 平成二十五年九月二十日 1 もっと見る
- 中空に浮かぶ円は璧ならむ薄墨を引く叢雲のなか 平成二十五年九月二十日 1 もっと見る
- 吹く風に薄の庭はさんざめく穂波を照らす満ちた月影 平成二十五年九月十九日 2 もっと見る
- 人波の渦に巻かれて街に酔う彼処に溜まる既視の顔たち 平成二十五年九月十九日 3 もっと見る
- 亡き師父の通夜で溢れた液体をいつ無くしただろう日だけ覚える 平成二十五年九月十九日 3 もっと見る
- 雨よ雨よ 古都を浸して田を浚い嘆きを溜めてなお降る雨よ 平成二十五年九月十六日 5 もっと見る
