備前 大輔さん
のうた一覧
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じがじがと肌を苛むシャツの糊季節の門出に身を白に染む
平成二十五年九月二十一日
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庭に棲む青の命は薄れゆく寂々とした秋の始めに
平成二十五年九月二十二日
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臈たけた女は膝を折り跪くあか切れた指三つに揃えて
平成二十五年九月二十五日
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車椅子に祖母を乗せつつ声も出ず二人で四足の還らざる日々
平成二十五年九月二十九日
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車椅子を借り 祖母と行く池の端 幾年ぶりかふたり秋見る
平成二十五年九月二十九日
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飯を食う吾の掌で蚊も飯を食う互いに腹を膨らませつつ
平成二十五年十月七日
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鳶低く飛ぶ天つ空触れたくて手伸ばす我は露天の素裸
平成二十五年十月十三日
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どぶ川のぼうふらの様にゆらゆらと浮いて漂い沈んで逝きたい
平成二十五年十月十三日
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「座りん」と老貴婦人は楚々と立つ じゃんだら三河を離れる駅で
平成二十五年十月三十一日
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三河弁と尾張弁の違いは余り他県に...
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潮風と古椅子の香で満つ渥美線 波濤の果てより帰る人あり
平成二十五年十一月十二日
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改訂
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つとに発ち駅また駅の渡り鳥 肘つく窓はひとときの枝
平成二十五年十一月二十一日
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夜の猿嬲る花片を喰い散らし蜜を盗んで笑い繕う
平成二十五年十二月二十三日
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土塊の我が身体より泪溢れ残る吉日数え指折る
平成二十五年十二月二十七日
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黒い虫言の葉に棲み糸を引く喰われた穴を繕う我ら
平成二十五年十二月二十八日
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醒めてまた落ちる夜半の端境夢果ての近さを知らぬ疾走
平成二十六年一月二十日
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朝と知り夢の終わりに霧散する我が手の内に破天の心地
平成二十六年一月二十日
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棄てた地の四半世紀の夜の黒を埋める朱あるかこの血脈に
平成二十六年一月十九日
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幼少を生きた残滓を訪ね行く嘘の記憶を詰る人なく
平成二十六年一月十九日
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育まれ巣立ちの前に去った地に残る玩具の褪せたペンキ絵
平成二十六年一月十九日
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落ちて追い追われて落ちる夜半かな怯える影もいない臥所に
平成二十六年一月二十二日
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