備前 大輔さん
のうた一覧
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煤煙のたなびく空を思い出す見上げる余暇もない春の夜に
平成二十七年五月二十四日
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地に伏した屍よ屍汝が声はもはや響かじ青繁る葉に
平成二十七年一月十日
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夜を越えて裸眼に歪む輪郭と吐息が白く溶け混ざりゆく
平成二十七年一月八日
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脈褪せて赤黄に透ける病葉を地へ抱きとれ若き北風
平成二十七年一月七日
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舌の上で麩菓子が弾け消ゆるごと蝉啼きたてり朱に染まりつつ
平成二十六年九月二十八日
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瞼の弛緩の度に腐りゆく肉叢の火を消せよ夏雨
平成二十六年九月七日
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子を産みしホットパンツの新母に注がれし香の匂い立つ夏
平成二十六年八月十七日
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海鳴りに似た幻聴の闇の中ささやかなりし夜は我が物ぞ
平成二十六年八月十三日
5
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稲群れの波の緑の繁き朝陽に立ち向かう一羽白鳥
平成二十六年八月十三日
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日は落ちていつしか音もなくなりぬ夜を越すごとに欠けし蝉鳴り
平成二十六年八月十日
2
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えらのごと上下に喘ぐこの胸に注ぐ夏日と熊蝉の声
平成二十六年八月十日
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蛾と違え我が殺めし蝶の子は空に餓えて手を伸ばしけり
平成二十六年七月十九日
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雷鳴もなき曇天にささくれし我を撫で去る初夏の風
平成二十六年六月八日
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強き陽と虫の息吹が立ち昇る五月となりぬ老いも若きも
平成二十六年五月二十四日
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雲間射す薄ら陽に照る蜘蛛の糸昨日には無き一文字の道
平成二十六年五月二十四日
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物言わずパンを貪る下顎に肋の浮いた猫の責める眼
平成二十六年五月二十日
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そろそろ、餌をくれない人間だと認...
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言葉なく首を垂れし我の目に水鏡に似た田の光り満つ
平成二十六年五月二十日
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落葉も花片も風も雨垂れも我を打つ者一つになれり
平成二十六年五月十八日
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春は美しい
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かつて春蜂の屍を埋めし辺に巣造りの季の羽音響けり
平成二十六年五月十七日
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散り誇る花の涙か弥生雨潮満ちるごと地を覆いたり
平成二十六年五月六日
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