洩矢転石さん
のうた一覧
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春雨に傘をたたんで濡れてみる。きみはあの後、泣いただろうか
令和元年五月八日
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眠ったらきみを忘れられるかと思ってきみの夢をみている
令和元年五月五日
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ぼくたちの答えのでない沈黙を破る。洗濯終えたブザーが
平成三十一年四月十四日
5
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昭和から平成を経て令和でもきみを想ってぼくは生きてる
平成三十一年四月五日
1
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今きみに追いついたのは歳だけで「これでいいのだ」なんて言えない
平成三十一年四月五日
4
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なぜきみはみんなみたいにぼくのこと懐古的だと笑わないのか
平成三十一年三月三十日
5
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偶然が偽りだって気付いても言葉にするのは後でいいから
平成三十一年三月二十六日
4
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あのころと変わらず桜は咲くけれどあきらめてないとは言えなくて
平成三十一年三月二十四日
4
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眩しげにきみがまばたきするたびに季節は少し、少し進んだ
平成三十一年二月三日
7
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おなじこと繰り返してる振りをして冗談めいたさよならをする
平成三十一年一月二十九日
7
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我々の成人の日の大雪がもう二昔まえのこととは
平成三十一年一月十四日
2
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クリスマスきみが好きだと言っていた定番曲を本歌取りする
平成三十年十二月二十三日
1
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新しい文字も言葉も感覚もいらない きみがそばにいるなら
平成三十年十二月一日
3
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何時間 鏡の前にたっててもきみの見ているぼくじゃないんだ
平成三十年十二月一日
2
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退屈な物語には晩秋が終わりに相応しい季節かも
平成三十年十一月二十五日
2
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忘れ得ぬ青色の味初恋はラムネの瓶のビー玉のよう
平成三十年十一月二十四日
2
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亡ききみよ。散った桜はまた咲くし流れた雪はまた積もるのに
平成三十年十一月七日
7
歌会「桜と雪」に参加しようと思っ...
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十月が好きだと言ったきみはいま誰を好きだと言うのだろうか
平成三十年十月十五日
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あの夏のベッドの中のきみの手の温度のうたをまだ詠えない
平成三十年十月十二日
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知り合ったかおりの中できみだけが酔うと時々たばこを吸った
平成三十年九月十二日
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