村上 喬さん
のうた一覧
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ありし日のほほえみ清き君なれば十九の春は深きかなしび
平成二十八年二月二十四日
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君を負い駈け出したのは明け方の青い光に濡れた校庭
平成二十八年二月十五日
27
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うつろいてやかてさびしき夕暮れに水仙一輪、路地に灯して
平成二十八年二月十四日
17
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やわらかに蕾ほころぶ春の日に嵐の如く風吹き荒ぶ
平成二十八年二月十四日
20
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うつむいたすみれに重ねて君のこと思い出すたび春は深まる
平成二十八年二月十四日
32
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旅立ちを促すように軒下で洗濯物が手を振る小春日
平成二十八年二月九日
20
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早朝に囀りを聞く この街も満更じゃないと慰めている
平成二十八年二月八日
19
住めば都
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春の雪熟れた苺を頬ばれば君のほほえみかすかにうかぶ
平成二十八年二月七日
18
If winter comes,...
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この街の雪も降り止みとぼとぼと吐息も凍る月影青く
平成二十八年一月二十九日
14
やれやれ 疲れた時には一服しま...
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寂しいとつぶやくたびに吹いてくる凍てつく風が運んでくるのは
平成二十七年十二月三十一日
26
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既視感とその感情がリンクして僕らの孤独は更に深まる
平成二十七年十二月二十七日
28
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放つべき思いの欠片見つめては行きつ戻りつ見上げる青空
平成二十七年十二月二十日
21
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しんしんと雪降り積もる この町の孤独も今は静かに眠る
平成二十七年十二月十五日
42
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閉じた夢 空見上げては また一つ明日への夢を削除している
平成二十七年十二月六日
28
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星々は白む夜空に溶け始め仄かに光る囁くごとくに
平成二十七年十二月六日
17
改作いたしました。
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やわらかく口にふくめばとけるよなあわい雪ふる夜もあるよね
平成二十七年十一月三十日
20
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星たちは白む夜空に飲み込まれ囁くごとく仄かに光る
平成二十七年十一月二十日
28
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繰り返す 波間ただよい僕たちは果てない朝に魚となりぬ
平成二十七年十一月十九日
23
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さよならを奇麗に言えたら素敵ねと囁く君は憂いを纏う
平成二十七年十一月十五日
31
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ゆうるりと指先といて君の背にさよなら告げる珈琲のゆげ
平成二十七年十一月十一日
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さよならの密やかなる進行は、ある...
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