帆糸子さん
のうた一覧
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新しい季節のおとづれ歌に似て靜寂の中から浮き上がり來る
平成二十五年八月二十八日
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夏の陽になりたかったの?一条の光となってイトトンボゆく
平成二十五年八月二十六日
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何かに迷っているような光のたゆた...
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ひとつずつチェック欄を塗りつぶす鉛筆の先で憂いも消そうか
平成二十五年八月二十六日
4
できたらいいな。
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うた詠むは己の影の輪郭に身を沈めゆく影ふみのごと
平成二十五年八月二十一日
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詠みてすぐ「それで?」と問いくる己が歌己が言葉に口ごもりおり
平成二十五年八月二十日
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混沌に行き場なくした言の葉をため息の裾で拾ひ上げる日
平成二十五年八月十二日
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君の地に緊急速報流れけり知らで桃食むわれ母なれど
平成二十五年八月九日
7
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この歌がいいねと拍手百となり 8月8日は帆糸記念日
平成二十五年八月八日
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ひと月前にうたのわを始めてから、...
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電話すれば声聞けるこの当たり前変わる未来など 知らぬ振りして
平成二十五年八月八日
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右折して左折してまた左折して左を見れば 母まだ見送りて
平成二十五年八月七日
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夏の午後も、雨の夜も、雪の朝も。
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夏空の縁に搖れたる髮飾り薄紅色の百日紅かな
平成二十五年八月六日
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隣席の客に届きて恥ずかしき古き友との語らいの断片
平成二十五年八月五日
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血管の蒼き掌翳す哀しみは少女の心のピンキーリング
平成二十五年八月二日
4
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汗の子の帰りを待ちて冷やされるスイカの赤がわたしを励ます
平成二十五年八月一日
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雷鳴に起こしてもらい歌ひとつ詠みたる今朝は三文の徳
平成二十五年七月三十一日
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クワガタも蛙も素手で触れし夏 麦わら帽の雲ちぎれ行く
平成二十五年七月三十日
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二つ三つ命零れてなお群れて光の夏を謳ふ槿よ
平成二十五年七月三十日
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強さとは己に勝つ事と云ふ人のまなこ眞夏の照り返しのごと
平成二十五年七月二十九日
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サッカー本田選手のインタビューか...
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越えられぬ隔てを越えんと人びとはあらゆる痛みに名をつけんとし
平成二十五年七月二十六日
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夏の窓ビージーズの歌流れくる空を仰げば生のままの青
平成二十五年七月二十四日
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