片井俊二さん
のうた一覧
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ペダルこぐ少女をいつも待っている夏の空までつづく坂道
平成二十七年五月二十四日
20
青春の夏
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既視感が静かにつつむ夕焼けに思いめぐらす少年時代
平成二十七年五月十七日
12
懐かしさ漂う夕焼け
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水鳥の羽にはじける水滴は遠くきらめく青春のとき
平成二十七年五月九日
8
過ぎ去りて思う青春
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涼やかな川の流れにひとひらの花びらはゆく春を乗せつつ
平成二十七年五月三日
13
すぎゆく春
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ネクタイを外した襟を染めてゆくさみどり色のそよふく風に
平成二十七年五月一日
4
五月の風に
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花ひらく水木見あげる旅先でふと目を合わす「うたのわ」歌人
平成二十七年四月三十日
7
こういうこともあるでしょう。
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さみどりの銀杏並木で待つ僕に風はやさしく君を連れ来る
平成二十七年四月二十九日
4
さみどり色の恋
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手をあげる君の横顔見つめつつ授業終わりて始まる恋
平成二十七年四月二十九日
2
初恋
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夕暮れにひとり静かに目を閉じて時を漂う行間の果て
平成二十七年四月二十六日
11
開いた歌集
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何ごとも無かったように消してゆく君の名前に打ち寄せる波
平成二十七年四月十九日
9
消えゆく恋
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駅からの道でときどきすれ違う女子高生の消えゆく四月
平成二十七年四月十三日
8
卒業、そして旅立ち
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流れゆくビルの谷間に桜見え電車の窓に春を切り取る
平成二十七年四月十二日
6
春の小景
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川岸を桜はなびら風に舞い過ぎゆく春も車窓に流れ
平成二十七年四月五日
6
流れゆく春
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公園の枝垂桜と菜の花がゆく春競う青き空まで
平成二十七年三月二十九日
5
春一色
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夕暮れの回送電車は通りゆく砕けた夢のかけらをのせて
平成二十七年三月十五日
7
回送電車の寂寥感
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うつむいたきみの横顔見つめつつ切なき思い募る卒業式
平成二十七年三月十四日
1
思い出深い卒業式
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うつむいた君の黒髪揺らしゆく風になりたし卒業のとき
平成二十七年三月十四日
5
切ない想い出として
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飲み終えたホットコーヒーの空き缶に奪われてゆく指のぬくもり
平成二十七年三月八日
7
束の間の安らぎ
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夕陽射す駅のホームにただひとり墓標の如き影を伸ばして
平成二十七年三月一日
9
夕暮れ
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ずっとずっと外に立ってたモクレンは気づいたらしい 春の足音
平成二十七年二月二十二日
8
モクレンの蕾を見あげて
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