田中悟さん
のうた一覧
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君のこと忘れかけては思い出す僕の頭にトンボが止まる
平成二十五年八月三十日
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もう少しこうしていたい夏の夜に打つ手ないまま星空仰ぐ
平成二十五年九月二日
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君に貸す傘がないってことにして今宵雨のちずっと雨です
平成二十五年九月十二日
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空にしか答えがないのかってほど目をそらしてる涙こぼれて
平成二十五年十月八日
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立ち止まりピントはずれの風景を眺める僕に君が手を振る
平成二十五年十月八日
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あの時と違う涙がこぼれてる線路の向こう月は輝く
平成二十五年十一月二十日
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百枚の写真の中の一枚は百等分の恋するかけら
平成二十六年二月十五日
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繋がった感覚がまだ残ってるうちにバイバイするこの気持ち
平成二十六年二月十五日
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ドアを開け恋が部屋から出て行ったいつも愛だけおいてきぼりで
平成二十六年二月十六日
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感傷にシャウトしながらスモーキンビリー聞いてるミルクこぼれて
平成二十六年二月十七日
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チクっとね胸に空いてる針の穴そこから恋がこぼれてく夜
平成二十六年二月二十一日
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出来るだけ優しい言葉捧げたい君の記憶に降り積もるから
平成二十六年二月二十一日
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君のその世界に足を踏み入れることにどうして僕は戸惑う
平成二十六年三月九日
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待ち合わせしている街の風景に二人の影が映る瞬間
平成二十六年三月九日
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ひとつだけ足りないパズルふたりして朝までずっと探した記憶
平成二十六年六月十日
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悲しみや涙や声や思い出が夜空にとけて星と流れる
平成二十六年七月十五日
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星屑の軌道のような線に沿い君の近くを通過していた
平成二十六年七月二十九日
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なんとなく優しい気分欲しくってジャムとバターをパンに重ねた
平成二十六年七月二十九日
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きっかけは君の袖から転がったシャツのボタンを見つけた廊下
平成二十六年七月二十九日
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君の声、姿、思い出、巡らせて時間を止めた陰日向にて
平成二十六年八月十九日
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