只野ハルさん
のうた一覧
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研ぎ汁を溜めたバケツに初氷背中丸める寒の朝風
平成三十一年一月十日
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湯上りにコップ一杯寒の水片手を腰に例のポーズで
平成三十一年一月九日
8
銭湯でコーヒー牛乳飲む時の・・・
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ミキサーの七草粥は薄緑一匙掬い母の口へと
平成三十一年一月七日
16
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一月一日台風一号こいつは春から縁起良くない
平成三十一年一月一日
6
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新しいより変わらぬ事のめでたさを年の初めに思う歳
平成三十一年一月一日
7
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県内より県外多し年賀状どちらもご無沙汰みんな元気で
平成三十一年一月一日
5
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虚しさを食べて埋めれば次の朝お腹に溜まる悔いは膨らむ
平成三十年十二月十五日
8
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旧作のアニメ映画をただで見てWebに時間をまた棄てている
平成三十年十二月十五日
10
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探してもSF雑誌見当たらず廃業の馴染みの本屋また思う
平成三十年十二月十五日
6
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入院の母を見舞いてその夜の寒さ身に凍む一人となれば
平成三十年十二月十五日
12
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予報士に明日は雨って言われてもきっと外れる君に逢うから
平成三十年十一月十四日
9
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日焼けすることもなかった夏が過ぎ伸びてく影に枯葉舞い落ち
平成三十年十一月九日
9
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小春日が暮れ折り上げた袖を伸ばしてひとり飲んでるミルクティー
平成三十年十一月九日
11
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自分との約束破ってソファーでまどろむお昼前まあいいか
平成三十年十一月九日
8
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そんなもの破るためにあるのだと昨日立てた誓いに言ってみたり
平成三十年十一月九日
6
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落ちて行くだけの自由落下は楽だけどここは1Gなのだった
平成三十年十一月九日
6
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ノルウェーの森の材にて造られた部屋は焼かれて風に舞う灰
平成三十年十一月五日
6
Norwegian Wood
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追いかけて飛び乗ったのぞみいつまでも一緒にいたいそれだけを乗せ
平成三十年十一月五日
9
あさがおと加瀬さん。
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擦り切れたジーンズの膝が冷たい霜月初め手を当ててみる
平成三十年十一月一日
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晴れた朝影がひとりでどこかに出かけてしまい戻ってこない
平成三十年十一月一日
6
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