只野ハルさん
のうた一覧
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科学の限界を超えて来た歌声聴く僕は旧世紀生まれ
平成二十一年四月二十二日
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舞い戻る行くあてのない恋の歌眩しい陽射し差し込む小部屋
平成二十一年四月二十二日
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託す花に鳥に風に雨に逢う前に紡むぐ恋の歌誰に
平成二十一年四月二十二日
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泣いていた昨日見た夢置手紙握り飛び出す夜の街雨
平成二十一年四月二十二日
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帰宅食事風呂うたのわブラウン管のテレビは見ない夜ばかり
平成二十一年四月二十二日
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どうしたら出逢えるだろうわかりあえるかも知れない人どうしたら
平成二十一年四月二十一日
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歩いてくランドセルを見送る母親握りしめた手口元に
平成二十一年四月二十一日
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入学式一年生がかわいいと二年生が作文に
平成二十一年四月二十一日
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消せない過去を思い出さない事で生きていられると気付けばいい
平成二十一年四月二十一日
1
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朝の来ぬ夜はなけれど暮れゆけば今宵も闇に思い沈みぬ
平成二十一年四月二十一日
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全然似合わない晴れた空滲み出す不安と届かない思い
平成二十一年四月二十日
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こちら側が閉鎖空間かも知れない春の日の憂鬱深く
平成二十一年四月二十日
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ATフィールドの接触さえない街にインパクトは起こらない
平成二十一年四月二十日
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青い歌人の歌切なくて青い想いを思って空を見上げる
平成二十一年四月二十日
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長すぎた我慢の後でやりたかった事を思い出せずに戸惑う
平成二十一年四月二十日
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別れて居ない人への恨み消えぬ人の傷深く口を噤む
平成二十一年四月十九日
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暗い記憶上書きなどせぬよう何もない日常で埋め尽くせ
平成二十一年四月十九日
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憎しみと苦しみが表裏である事を知っていて忘れない不幸
平成二十一年四月十九日
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日が沈み別の日が昇る二重恒星系に移住したいんだ
平成二十一年四月十九日
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ありふれた日常をただ普通の言葉で詠みつつ生きている日々
平成二十一年四月十九日
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