只野ハルさん
のうた一覧
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改札を出る時に待ち人を探すふり背伸びし通り過ぎてく
平成二十一年五月二十七日
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人待ちの群れの中に居て想像の恋人改札に探して
平成二十一年五月二十七日
1
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強い言葉にためらいがあり逃げ道造りながら曖昧に書く
平成二十一年五月二十七日
3
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そうだ不幸だ絶望するほどではないが誤魔化せるほどでもない
平成二十一年五月二十七日
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野菜屑と忘れたことろの水やりしかせぬてっせんが今年も咲く
平成二十一年五月二十七日
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泣いてないという涙声トイレに流し偽りの自分の顔
平成二十一年五月二十六日
4
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ひとりが楽しいひとりで楽しいそういう時もあるのだけれど
平成二十一年五月二十六日
2
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到着し流れ始めたシェルブールの雨傘車から出れない
平成二十一年五月二十六日
1
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急に立ち止まる蜥蜴は空見上げ天空の音楽を聴いている
平成二十一年五月二十六日
2
D・H・ロレンスのそんな訳詩を読...
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隣家カリンカロシア民謡調味料唄って借りて踊って返す
平成二十一年五月二十六日
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本当は民謡ではなく19世紀に作ら...
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灯り点る公園行き過ぎるもう誰も居ないと呟きながら
平成二十一年五月二十五日
3
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今にも落ちそうに飛ぶ蝙蝠達飛行能力疑問を持ちつ
平成二十一年五月二十五日
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降らない暮れない裏山散歩蘇る愛犬の息遣いと
平成二十一年五月二十五日
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雨予報午後に降るかなもう日暮れ待てず水やり萎れた花に
平成二十一年五月二十五日
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特別な事何もなく日曜の夕暮れ歌も浮かばずうああ
平成二十一年五月二十五日
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満身創痍の長き旅マシンの創意で還れ「はやぶさ」テラへ
平成二十一年五月二十四日
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眠れなくてのメールこんな時だけ二週間ぶり即レス寄こす
平成二十一年五月二十四日
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同僚と出張に行く社用車でここの話しはここだけの事
平成二十一年五月二十四日
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隣家がバーベキューしてたので門灯を点けハワイアンかけてみた
平成二十一年五月二十四日
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話し声 聞こえなくしただけだか...
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声にして心地よきかな七五調思い伝えて胸に響くや
平成二十一年五月二十四日
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