只野ハルさん
のうた一覧
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終電のガラスの向こうあの街の何処に君は居るのだろうか
平成二十二年四月七日
8
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沈んでしまったコーンをレンゲで残さず掬い続ける片隅で
平成二十二年四月七日
2
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雨の降るSP盤を聴いているガラス窓伝う雫見ながら
平成二十二年四月七日
5
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散り初めの少しばかりの侘しさの夜桜の下冷めた酒飲む
平成二十二年四月七日
6
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短調の歌のつもりはなけれども哀しく響く歌になりけり
平成二十二年四月六日
9
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目に留まる花の名前を知らなくてファイルネームは連番のまま
平成二十二年四月六日
12
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リサイクルのメリットより大きい再突入のリスクが杼を止める
平成二十二年四月六日
4
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オールドタイプの重い影引きずる重力の井戸の底に留まり
平成二十二年四月六日
5
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君の季節にお休みなんて風邪なら早く直してね待っています
平成二十二年四月六日
8
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笑ったり喧嘩したりの君との日々忘れてる時思い出す時
平成二十二年四月五日
5
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恋と愛どちらかひとつでいいなんて言ってるうちはまだまだなのかな
平成二十二年四月五日
5
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科学の限界を超えて今すぐ行きたい横たわる歌姫のもと
平成二十二年四月五日
8
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お花見のおにぎり運ぶ指先のバンドエイドにつくごはんつぶ
平成二十二年四月五日
7
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4月になれば新しい恋の始まるわけないかでも春気分
平成二十二年四月五日
6
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セルフデリートの歌姫を思い出す夜にネオになる夢を見る
平成二十二年四月四日
3
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タキシード仮面のコスプレイヤーの唇に紅い薔薇の雫
平成二十二年四月四日
3
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紅い薔薇散って再び僕の庭寂しくなって歌が途絶える
平成二十二年四月四日
4
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頬杖の机に花の吹き込んで教室の外思い散りゆく
平成二十二年四月四日
7
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花びらに乗せた思いの散る先はふたりでアイス食べたバス停
平成二十二年四月四日
5
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公園の朝の桜のその下でブルーシートは空のフリする
平成二十二年四月三日
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