只野ハルさん
のうた一覧
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空調のない倉庫で業務応援をした猛暑日ビール欲しい
平成二十二年八月十八日
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首を振る余裕はないよ暑すぎて宇宙人ごっこでもしてなさい
平成二十二年八月十八日
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老夫婦思い出話繰り返し笑って泣いて日が傾いて
平成二十二年八月十八日
5
怒ったり喧嘩もしたり老夫婦
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夏海で楽しんだキリギリスは冬山でも楽しむのだろうな
平成二十二年八月十七日
5
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朝露に靴濡らしつつ野辺の道絵にはなっても気持ち悪いよ
平成二十二年八月十七日
6
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病院通い墓参り先祖供養親戚初盆夏休み
平成二十二年八月十七日
5
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老親と多く過ごして日に焼けぬ夏の休みは隠居のごとく
平成二十二年八月十七日
7
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庭の梅今年はならず昨年の梅干数え今日は紫蘇だけ
平成二十二年八月十七日
4
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夏休みが終わったと子どものようなこと言いながら忘れ物した
平成二十二年八月十六日
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暑かっただけで夏らしく思えなかったのにもう秋になるのですか
平成二十二年八月十六日
8
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夏の夜プシュッと開けた缶ビール一夜の夢は泡と消えゆく
平成二十二年八月十六日
4
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天皇は気楽なものだと老父は中継を見ながら独りごちた
平成二十二年八月十六日
3
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先祖の霊を招き蝋燭線香茶を替える朝から日暮れまで
平成二十二年八月十六日
4
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警報鳴らぬ夏空見上げ終わったとただ安堵の涙したと聞き
平成二十二年八月十五日
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為政者の伝える真実がそうでないと知りつつ黙していたと
平成二十二年八月十五日
4
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現実と架空の戦映像を見て育ち痛み知らぬ僕ら
平成二十二年八月十五日
6
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消えぬ引き裂かれた人の悲しみ消さず残す事こそ
平成二十二年八月十五日
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終わらざるを得なくなったが何故始め何故続けたか答えて欲しい
平成二十二年八月十五日
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暑くなる前に戦争を終るべきだった汗も流す記念日に
平成二十二年八月十五日
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限定的な地域戦争ができるくらいの平和がある星で
平成二十二年八月十五日
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