只野ハルさん
のうた一覧
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見上げればタトゥイーンかと思う空ブルーシート敷かぬ春霞
令和三年三月三十日
8
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何もかもつまらなく思える午後に欠伸も出ない桜散り初め
令和三年三月三十日
7
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そしてまたひとり夕焼け見上げつつごめんなさいと呟いていたり
令和三年三月十九日
5
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振り向けば来た道はもう迷路だよ君にはもう逢える気しない
令和三年三月十九日
4
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シナトラになったつもりで夜の道君住む街でを歌う酔い醒まし
令和三年三月四日
11
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離れる冷めるとも少し違うこの距離感を何と呼べばいい?
令和三年二月二十四日
4
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荒井姓のユーミン聞きながら西陽射す部屋で洗濯物を畳む
令和三年二月十九日
7
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シフトプラスデリートで君の名前のフォルダを消してしまった夜に
令和三年二月五日
6
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ファイルネームのまま消す君とのツーショット僕の初恋ツーショート
令和三年二月五日
5
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上を見ながら巻き寿司を食べようかコロナ渦の世に恵方などない
令和三年二月二日
7
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定年を半年残し希望せぬ希望退職介護のありて
令和三年二月一日
8
滝川さま、秋日好さまの定年のお歌...
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ありそうにないありそうでないフィクションに我を忘れる夜が更ける
令和三年二月一日
6
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切り過ぎた髪を気にする美容師のすまなさそうな顔がかわいい
令和三年一月二十日
5
小春まりかさんの 失恋もしてい...
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ドアを開け明かりを灯すその前に君の思い出心に灯る
令和三年一月二十日
5
詩月恵さんの おかえりとこたえ...
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言いかけて君の瞳に映ってる己が姿に言葉飲み込む
令和三年一月二十日
5
矢車菊さんの 引いてゆく波のご...
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その闇に落ちてもいいと君故に思ったけれど出口を知らず
令和三年一月二十日
1
林林さんの 甘えてもいいよと云...
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この頬に紅葉のような赤い傷君にだったらと思い返す日
令和三年一月二十日
0
中森つんさんの 振り上げた拳を...
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青空を並んで翔んだ君思うそれぞれの地のそれぞれの後
令和三年一月十五日
3
悠々さんの ボクたちはた...
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あの時の一緒のごはん思い出すリモートもなくひとり呑む夜
令和三年一月十五日
2
みんさんの 久々に一緒にご飯食...
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すれ違う勢いのある自転車の女性の髪にも雪は置かれる
令和三年一月十五日
4
佐千加さんの ノーメイクでカゴ...
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