只野ハルさん
のうた一覧
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秋深し隣家のさんま焼くにおいレトルトカレーを僕は掻き込む
平成二十二年十月二十三日
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審査部と変換されず新サブとなる僕はこの部のニューカマー
平成二十二年十月二十三日
2
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どきっとして目覚めた後そっと唇に手を当てまた目を閉じてみる
平成二十二年十月二十三日
3
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恋しさが懐かしさに変わる頃新しい恋の夢を見ている
平成二十二年十月二十三日
4
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忘れるために出かけた街でひとりきりであることばかり感じて
平成二十二年十月二十三日
4
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朝風の露の粒置く病葉に吹けば声無く涙散りゆく
平成二十二年十月二十二日
7
三沢左右さんの 露染みの朽葉を...
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ぬくもりが恋しくなる夜に寄り添った人をまた思い出してる
平成二十二年十月二十二日
2
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爪先が少し冷たい秋の夜ひざ掛けを縦に伸ばしてみる
平成二十二年十月二十二日
3
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だいこん黒糖しょうがとのど飴をはしごして舌が荒れました
平成二十二年十月二十二日
2
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酔っちゃえば寄っちゃうわになるなんて思わないでねまだ君に酔ってないから
平成二十二年十月二十一日
2
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予報通り降り出した雨振り向かず遠ざかる君の後ろ姿
平成二十二年十月二十一日
5
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林間で交響楽を振りたくて百万本の薔薇を買う夢
平成二十二年十月二十一日
4
ぶるーさんの 民間の公共事業を...
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知ることの叶わぬ君は遠ざかるマルチバースのどれかに居る
平成二十二年十月二十一日
2
光速の50%以上で互いに遠ざかる...
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リアルなメールに手書きで載せた君への思いが伝わるように
平成二十二年十月二十一日
2
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ほろ酔いの境界線のその上に留まるうちに詠む酔狂歌
平成二十二年十月二十日
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ネジ式のワインの栓を開けて呑む酩酊ひとり寒月を見る
平成二十二年十月二十日
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コスモスの迷路に入りて子どもらは歓声上げて駆け抜けて行く
平成二十二年十月二十日
9
ひとりひとりがコスモス駆けるスタ...
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志低し鼻低し背も低しされど我ここに在りなのだ
平成二十二年十月二十日
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葱の里米子の国に招かれてはちゅねネギ振るイエヴァンポルカ
平成二十二年十月二十日
3
はちゅねは米子の良い小女子になる...
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寄り添ってツリー見上げる展開は寒い聖夜と洒落てみたいね
平成二十二年十月十九日
5
ぶるーさんの 寒いのは嫌いだけ...
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