只野ハルさん
のうた一覧
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今までと変わることなくノルウェーの鯖を求めて夕暮れに焼く
平成二十三年四月七日
3
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新しい校歌聞きつつふるさとの校舎よ友よ思いは巡る
平成二十三年四月七日
4
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お隣りの顔変わらねど仮住まい共に帰らん故郷の海
平成二十三年四月七日
3
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災害の救助に役立つ兵器なら特化させればもっと救える
平成二十三年四月六日
4
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変わらずに鳥鳴き花の咲く里に人影途絶ふ核の春なり
平成二十三年四月六日
7
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見る者のなき梅の木の花の後実をつけたまま枝はしなるや
平成二十三年四月六日
4
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放たれて牛舎を出て彷徨える宛なき群れの窶るはあはれ
平成二十三年四月六日
5
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思い出の品を拾いてボランティアただ黙々と汚れを落とし
平成二十三年四月六日
4
そういうボランティア活動があると...
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タンポポやレンゲに群れる蝶を追う児らの声なき福島の春
平成二十三年四月四日
11
昼休みの散歩でタンポポとレンゲに...
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加速器の電力足りずイトカワのサンプル解析困難なり
平成二十三年四月四日
2
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安全の神話どこまで崩れ行く漏らさぬ筈が捨てざるを得ず
平成二十三年四月四日
5
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人気なき村に戻りしつばくろは草の茂れる田を低く飛ぶ
平成二十三年四月四日
13
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春つばめ戻り来たれど家のなく避難所の軒巣造りするや
平成二十三年四月四日
9
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目に見えぬ恐怖の壁に閉ざされた道の向こうに助け待つ町
平成二十三年四月三日
8
30キロ圏の南相馬市は敬遠されて...
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踏切の一旦停止歌想湧き下の句途中クラクション鳴る
平成二十三年四月三日
12
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五分咲きに降るにわか雨雪混じり春のセーター肩濡らし行く
平成二十三年四月三日
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花冷えの五分咲きの下気の早い花見の一団車より見る
平成二十三年四月三日
3
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咲初めの桜見上げる帰り道応援するなら元気出さなきゃ
平成二十三年四月二日
7
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思い出は泥に埋もれたアルバムの皆が微笑む写真の中に
平成二十三年四月一日
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呑んでいるのだが震災や原発の事ばかり考えてしまう
平成二十三年四月一日
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