只野ハルさん
のうた一覧
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降りしきる九月の雨を行く車窓の内側曇り始める
令和三年九月三日
6
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騙された人見て思う騙される人は優しく孤独は深く
令和三年九月二日
4
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長雨の後の猛暑日身に堪え雨の被災地辛さを思う
令和三年九月二日
4
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詠いたい思いはあれど浮かばない沈む心をただ見つめてる
令和三年九月二日
7
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生きているただ生きている生きているまだ生きている生きているだけ
令和三年九月二日
4
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反対し応援もせぬ五輪でもネットの記事を読んでたりする
令和三年七月二十七日
5
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陽は射せど俯いたままの向日葵は夢の余韻の中にまだいる
令和三年七月二十七日
6
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夏らしくビリーボーンを聴いている夕陽に赤い帆猛暑日暮れる
令和三年七月二十一日
4
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ただ暑い暑い一日まだ暑い日が沈んでも冷めない暑さ
令和三年七月十九日
5
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馴染んでた物語がわからないまま唐突に終わってしまう
令和三年七月十九日
2
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読み終えたライトノベルのヒロインを真似て頬杖ついている午後
令和三年七月十九日
5
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もういいよ暗いお話最後まで付き合うの辛くてここまでに
令和三年七月十九日
1
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映り込む照明が夜のシーンの顔を隠してそのまま終わる
令和三年七月十九日
2
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雨音をひとり聞きつつ眠れない夜の底這う貝のようだと
令和三年七月八日
8
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今更のアメリカザリガニミドリガメ特定外来生物指定
令和三年七月七日
3
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雨の中スカイブルーの雨傘を見上げてみれば空が泣いてる
令和三年七月七日
6
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人並みに夢は見るけど夢がない昨日の続き今日も始まる
令和三年七月六日
9
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流れてる日々変わらずに流される低い方へと枯れ果てるまで
令和三年七月一日
7
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眠れずに零時過ぎても日曜はまだ終わらない朝になるまで
令和三年七月一日
2
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ただ酔うは漂うよりもさびしく自分自身がどこにもいない
令和三年六月二十一日
5
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