只野ハルさん
のうた一覧
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カーテンの隙間から射す西陽が君の残した落書きを照らして
平成二十三年十月二十日
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白かった家具の跡が目立たなくなった壁にもたるれひとりの午後
平成二十三年十月二十日
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静かな寂しさに慰められるような夜の部屋の片隅で
平成二十三年十月二十日
1
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届けられない忘れ物を捨てようとまた思い始める季節に
平成二十三年十月二十日
1
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始めから何もなかった事にしたがらんとした部屋に響く音
平成二十三年十月二十日
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夢の中にだけ忘れた頃にやって来るのを待ち続けるのかな
平成二十三年十月十九日
1
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思い出せない最後の言葉を思い出してもただ泣くだけだから
平成二十三年十月十九日
2
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寄りかかる街灯の下遠ざかる後ろ姿は振り返らずに
平成二十三年十月十九日
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夜行寝台に運ばれ捨てに来た知らない街の朝にさえなお
平成二十三年十月十九日
1
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悲しい歌に涙して道端に車を停めた秋の夕暮れ
平成二十三年十月十九日
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僕の街に降った雨が次の日君の街に行くから濡れないで
平成二十三年十月十八日
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こちらではもう雪虫が飛びました北の国からメールが届く
平成二十三年十月十八日
4
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感情線を無限ループしながら捜し続けるあの日の思い
平成二十三年十月十八日
2
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ぶつかった僕のヘルメットが停止しているロボットを壊した
平成二十三年十月十八日
3
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空っぽの世界で空っぽの自分を感じるのは何故なのだろう
平成二十三年十月十八日
4
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虫の声がか細く聞こえる夜に足首は冷たさを感じる
平成二十三年十月十七日
2
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病室でも独房でもない限定された領域に留められ
平成二十三年十月十七日
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記憶の選択消去が可能なら君の思い出消せるだろうか
平成二十三年十月十七日
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遍在し創造され鑑賞されるミクというメディアの学問
平成二十三年十月十五日
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Miku, Virtual Id...
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元気出さなきゃって言う元気が少し足りなくなったように思う
平成二十三年十月十五日
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