只野ハルさん
のうた一覧
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公園の朝の芝生に霜白くジョガーも犬も見ずに過ぎ行く
平成二十四年一月十日
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ももづたふ磐余の池に映る月二上山遥か雲隠り去く
平成二十四年一月九日
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大津皇子の辞世 ももづたふ磐余...
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小夜曲を歌い始めた窓辺にて君の声音にその想い聴く
平成二十四年一月九日
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透子さんの 静けさを待って始め...
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成人になれど成すべき事知らず流されるまま齢を重ね
平成二十四年一月九日
1
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七草の次の朝には恵方寿司予約広告チョコの山建つ
平成二十四年一月九日
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騙されてあげる瞳にそう書いて君に読まれる指切りの後
平成二十四年一月八日
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三沢左右さんの 指切りをしよう...
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七草の鍋を洗いてもう一度小正月には雑煮を作る
平成二十四年一月八日
3
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氷張る湯呑みを洗い花を挿し今年最初の墓参りする
平成二十四年一月八日
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開店の五分前から髪を刈る大衆床屋客は我のみ
平成二十四年一月八日
3
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白粥に七草を入れ一煮立ち旨くはあれど舌には熱し
平成二十四年一月七日
4
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墓参り暮れに行けねば年明けの三連休の中日に参る
平成二十四年一月七日
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老親を連れて行きたし道険し神社仏閣ひとりで参る
平成二十四年一月七日
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耳成山の麓に立ちて遥かなる二上山に落つ夕陽を望む
平成二十四年一月六日
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初祈祷健康お守りとお好み焼きが親への土産
平成二十四年一月五日
4
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終わったのだと自分にわからせるために冷たい雨の夜道行く
平成二十四年一月五日
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酒も飲まなかった正月休みの終りにMIKUNOPOLIS立ち見する
平成二十四年一月四日
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温め直しポタージュのようになった白味噌仕立ての雑煮が好き
平成二十四年一月四日
1
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より辛き人のあればこれくらいと思えどもなお下向く弱さ
平成二十四年一月四日
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初祈祷控えの間にてひとり待つ皆で参りし年は遥かに
平成二十四年一月三日
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二日午後洋楽ナツメロ聞きながらただやり過ごす親との時間
平成二十四年一月二日
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