只野ハルさん
のうた一覧
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未だ消えぬ燠火のありて独り寝の枕に埋める吐息の熱く
平成二十六年十一月二十一日
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皮を剥き半切りにした旬の蕪蒸し焼きにし齧り付く旨し
平成二十六年十一月二十一日
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オーブンで丸焼きすればと思いつつ...
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霜消えて小春日の午後窓に背を向けて船漕ぐ炬燵に入りて
平成二十六年十一月二十一日
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朝の田の初霜見れば寒さ増す水温計はまだ上がらない
平成二十六年十一月二十一日
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古楽器のアンサンブルを聴きながら歌を詠んでる冷たい指先
平成二十六年十一月二十一日
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PCのwebラジオヘッドホンで聴...
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恋の歌読みて詠みたし我もまた白きの髪に混じると云えど
平成二十六年十一月二十日
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病葉のごとく恋文散らす夜に君に寄り添う人の面影
平成二十六年十一月二十日
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君を追い教室を出る放課後の廊下曲がれば待つ人のあり
平成二十六年十一月二十日
7
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影ふたつ並べ歩けど越えられぬ腕を伸ばせばすぐ届く距離
平成二十六年十一月二十日
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伝わらぬ想いを胸に夕暮れの君の背中に影を重ねる
平成二十六年十一月二十日
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断熱のプチプチ越しに見る景色ルノワールのように柔らかく
平成二十六年十一月十九日
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泣きながら心の中の冬の道ひとり辿れど戻れない場所
平成二十六年十一月十八日
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コンビニのおにぎり買って食べながら運転しているような生活
平成二十六年十一月十七日
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デイに行く認知の母は出かけ際ゆっくりしていてと言い置いて
平成二十六年十一月十五日
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父一人の世話になるので確かに少し...
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冬枯れの疎林の枯木その枝に掛かりし月の冴えて冷たく
平成二十六年十一月十五日
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まだ若いつもりだけれど寒すぎて電気毛布にしてみようかな
平成二十六年十一月十五日
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両親を送りし後に送られぬ我はひとりで小春日を待つ
平成二十六年十一月十五日
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スマホより顔を上げれば目の前を通り過ぎてく彼に似た人
平成二十六年十一月十五日
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離別せし児らを思えど会うすべのなくて暮れゆくひとり冬の日
平成二十六年十一月十四日
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一人寝の寒さに目覚む夜明け前乱れし裾を直しふるえる
平成二十六年十一月十四日
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