只野ハルさんのうた一覧 (カテゴリー：挽歌 並び替え：新着順)
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- 苔の生す崩れた墓石名も消えて誰の涙か朝露光る 平成二十二年八月十三日 33 もっと見る
- 時と共に真実は信じるものに変容し事実と乖離する 平成二十二年八月五日 7 もっと見る
- 車に轢かれた鴉の死骸酷暑のアスファルトに黒く貼り付く 平成二十二年七月二十四日 6 もっと見る
- 長持ちのＬＥＤ電球より先に逝くと笑う老夫婦 平成二十二年七月二十日 6 もっと見る
- ジーンズ越しの痒みを残し刺し違えた蚊を見つめている夜 平成二十二年七月十六日 4 もっと見る
- 機速ゼロキャノピーを開けマスクを外す帰還せり戻らぬ僚機 平成二十二年七月三日 4 もっと見る
- 幸せな記憶閉じ込め動かないビデオカメラ埃に埋もれて 平成二十二年六月二十六日 6 もっと見る
- 燃えて散るその輝きよミネルバに届けと願う行方知らねど 平成二十二年六月十九日 5 もっと見る
- 納骨を終えてお昼の膳囲む小母が気遣い小母を気遣い 平成二十二年六月六日 5 もっと見る
- 墓石をずらして壺の骨入れる読経流れる六月の朝 平成二十二年六月六日 6 もっと見る
- 酒に逃げ酔わぬ弱気の彷徨よえば苦い悔恨引きずるばかり 平成二十二年五月一日 5 もっと見る
- 朽ちるまで児のなきがらを抱くというチンパンジーの母の思いよ 平成二十二年四月二十七日 9 もっと見る
- 背の高い孫ら棺に花を入れ祖父を送りて祖母をなぐさめ 平成二十二年四月二十五日 8 もっと見る
- 叔父の通夜癌になり後二三年本人に聞いたのに半年で 平成二十二年四月二十四日 5 もっと見る
- レシプロ戦闘機は健気に儚く美しく哀しく空に消え 平成二十二年四月十九日 4 もっと見る
- たったひとつの悲しいやりかたでコーティーに接続したアリス 平成二十二年四月十六日 2 もっと見る
- 桜花舞落ち積り色褪せる雪なら溶けて仕舞えるものを 平成二十二年四月十二日 5 もっと見る
- スローバラードでヘルプを唄う老人の枯れた声夜に消えて 平成二十二年三月三十日 3 もっと見る
- すべてなくした後にあの日々達が幸せだったかわからなくなる 平成二十二年三月二十六日 4 もっと見る
- 溶けてゆく雪だるまは小さな手を忘れるのが悲しいのだろう 平成二十二年二月十六日 1 もっと見る
