只野ハルさん
のうた一覧
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なななのか続く初盆過ぎたなら一人旅など思うこの頃
令和元年五月十三日
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平成の最後の夜に平静にひとり平生振り返りみる
平成三十一年四月三十日
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車椅子リハビリパンツ諸々をデイサービスに使ってもらう
平成三十一年四月二十四日
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介護食作り続けたミキサーも使うあてなく汚れを拭う
平成三十一年四月二十四日
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レンタルのベッドの跡の空間に陽射し差し込み溜息を置く
平成三十一年四月十日
11
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デイに行く病室に行く生活のリズムなくなる母逝きし後
平成三十一年四月七日
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病院のロビーの壁のクリムトのユングフラウは絡み眠れる
平成三十一年三月二十日
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オフライン スマホ持たずに往来に一人立ってもリアルは見えない
平成三十一年三月十七日
7
スタンドアロン
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辛そうに見えぬけれどもモニターのアラーム続くベッドサイドに
平成三十一年三月十七日
9
母の病室にて
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顔よりもベッドサイドのモニターを見つつまどろみアラームに目覚め
平成三十一年三月十七日
6
母の病室にて
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食事量落ちて入院した母の先は見えねど食介に行く
平成三十一年三月二日
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病気を治すための入院ではないので...
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咲き揃うその日を待たず散り初めの花びら寂し伐り過ぎの梅
平成三十一年二月十三日
6
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ポケットサイズのモノリスのようなスマホからどんな知恵を授かる?
平成三十一年二月十三日
2
画面オフの状態がポケットサイズの...
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ドラッグでノンカフェインのカフェオレのピンクの箱をおじさんが買う
平成三十一年二月二日
6
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雨の日にディストピア小説を読む終わる頃には止んでてほしい
平成三十一年一月三十一日
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伐り過ぎた梅にも花の咲き初めて少し寂しい満開を待つ
平成三十一年一月三十一日
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冬の朝冷たい雨が降っている買い物止めてありものにする
平成三十一年一月三十一日
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アラームの一分前に目が覚めた得をしたのか損をしたのか
平成三十一年一月三十一日
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赤信号みんなでわたれば怖くない黄色でひとりわたると怖い
平成三十一年一月十七日
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昼下がりノラジョーンズ聞きながら食器を洗う身体揺らしつつ
平成三十一年一月十三日
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