只野ハルさん
のうた一覧
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昼酒の酔わぬつもりの深酒の花見の後の迷い道かな
平成二十二年四月十日
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お花見のはけて彷徨う千鳥足帰るところに帰りたくない
平成二十二年四月十日
9
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花筏掻分け進むアメンボウ君には困る事なのだろう
平成二十二年四月十日
3
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お花見の仕出し弁当待ちながら待たず散り行く花を見ている
平成二十二年四月十日
6
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桜ヶ丘の放課後のお茶の時間に調べ絶え暫し微睡む
平成二十二年四月九日
3
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繰り返す同じ思いの独り歌醒めない夢の迷い道行く
平成二十二年四月九日
11
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ネギかざしいざ金星に飛び立たんイカロスと行くあかつきに乗り
平成二十二年四月九日
4
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泣いている晴れた日の午後しゃがんでも消えない影が聞いているのに
平成二十二年四月九日
7
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満開を過ぎた職場のお花見の浮かれ気分は管理職だけ
平成二十二年四月九日
4
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流れ来て流れ去り行く遊木と名乗りし君の思い出の歌
平成二十二年四月八日
9
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蘭亭に碧き風吹き振り向けば君の姿は幻と消ゆ
平成二十二年四月八日
7
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超合金になっても寂しいままの君の名を呼ぶネギを回して
平成二十二年四月八日
6
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雨宿り止まないねそうだね空を見て君を見て俯いて、あの
平成二十二年四月八日
6
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花束が出来上がってゆくのを見ながらドキドキがもう始まっている
平成二十二年四月八日
6
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君のこと好きになり始めてるからちょっと待っててさよならって言うの
平成二十二年四月七日
5
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終電のガラスの向こうあの街の何処に君は居るのだろうか
平成二十二年四月七日
8
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沈んでしまったコーンをレンゲで残さず掬い続ける片隅で
平成二十二年四月七日
2
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雨の降るSP盤を聴いているガラス窓伝う雫見ながら
平成二十二年四月七日
5
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散り初めの少しばかりの侘しさの夜桜の下冷めた酒飲む
平成二十二年四月七日
6
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短調の歌のつもりはなけれども哀しく響く歌になりけり
平成二十二年四月六日
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