只野ハルさん
のうた一覧
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ワールドイズマインなお姫様には痛車に乗って欲しかったかな
平成二十三年五月七日
4
芳立さんの 永遠の十六歳はア...
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君のいないこの世界僕がいるこの世界同じひとつの世界
平成二十三年五月七日
4
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君の夢目覚めて残る懐かしさ続き見たくて二度寝してみる
平成二十三年五月七日
3
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曇り日の黄砂に霞む二上の峰気にしつつこたつ敷き干す
平成二十三年五月七日
2
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電池切れを気にしてWiFiもGPSも切れられているスマホ
平成二十三年五月七日
2
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覚えていない夢の中では君にもう一度逢えたかも知れない
平成二十三年五月六日
4
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何か足りない気がして粉薬のようにスティックシュガーを口に含む
平成二十三年五月六日
3
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深緑の若葉の雫点々とフロントグラスに跡を残す
平成二十三年五月六日
6
病院の駐車場の樹の下に停めていま...
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青くない黄砂の空の下失くしたものたちを不意に思い出す
平成二十三年五月六日
3
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血液の検査結果に異常なし伏せる日多い母と聞けども
平成二十三年五月二日
5
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病院の待合に居て付き添いの俯き黙すひとりとなりて
平成二十三年五月二日
4
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ビニールのクラゲ横切る月の面窓ガラスにも風打ち寄せる
平成二十三年五月二日
6
紫苑さんの 風はらみ白透きとほ...
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無意識に作った壁の内でいつもひとりと思うように
平成二十三年五月一日
1
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書き留めなかったその時のその思い忘れはしないそう思ってた
平成二十三年五月一日
2
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季節のない部屋を出て時が止まったままの親の家を訪ねる
平成二十三年五月一日
4
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早暁のホワイトアウトする窓に新しい哀しみが始まる
平成二十三年四月三十日
7
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質量保存則により僕を構成した原子が受け継がれる
平成二十三年四月三十日
3
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退化した乗員を乗せ恒星間宇宙船は進み続ける
平成二十三年四月三十日
3
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抜け出せない停滞空間の夜秒針は何を刻んでいる
平成二十三年四月三十日
3
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幸せだった(と思えた)頃の記憶を抑え込もうとしている夜更け
平成二十三年四月三十日
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