でぃおさん
のうた一覧
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つらいのはお互い様さ。なんていう人ほどにまあお幸せそうでね。
平成二十五年五月十三日
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通い慣れし家路を辿る。凛とした夜半の大気に心ほどかれ
平成二十五年五月二十九日
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たんぽぽのしなびきった美に気づくまでただ走れ走れ。汗にまみれて
平成二十五年五月十五日
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偽善でもしないよりした方がいいとしか語れぬ我らの無力さ
平成二十五年五月十五日
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魂を見えない重力(ちから)に縛られてやさしさですら届かせられなく
平成二十五年五月十五日
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寂しさに浸るなひとりぼっちの君よ逃れがたしは人間(じんかん)の孤独
平成二十五年五月十六日
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新品で新たな日々が始まるとすがる僕らは三つ子の魂(百まで)
平成二十五年五月十六日
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無くなるな。何なら泣くな。何なんだ。言葉遊びに愛を探すな。
平成二十五年五月十七日
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見たくない現実ばかり。仕方なく二万四千瞬き繰り返す。
平成二十五年五月二十日
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成人男性で一日に二万四千回も瞬き...
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いいかげん忘れて前を向きたくもさらりと忘らることには耐えかね
平成二十五年五月二十日
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個であろう。何とかもがきしあの頃に個である今の苦を伝えたし。
平成二十五年五月二十五日
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スタートを祝うマラソン。ゴールへの道のり遠きことを隠さんと
平成二十五年五月二十七日
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娘髪結ぶ妻(め)越しによぎるのは僕の過ち、君よ、避けて、と。
平成二十五年五月二十九日
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悲しみは悲しみとして悲しまる。パンダをパンダと見るかのように。
平成二十五年五月二十九日
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秋風にゆくりたゆたふ虫声に吾(あ)の一日のそら言を恥づ。
平成二十五年九月十二日
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途切れがちの言葉の間の静寂に君のぬくもりだけは確かで
平成二十五年九月十五日
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絶え間なく負け続く日々。まるで砂時計の砂さ、死すべきわれらは
平成二十五年九月十五日
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暴力も育児放棄も見えぬよな夢の場所だよ、ファミリーレストラン
平成二十五年九月十六日
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死なぬのはただ君のためだけなのにそんな君には死ね死ねと言われ
平成二十五年五月十四日
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しつけだと口実作りなじりぬき正義よ我にありと恍惚
平成二十五年五月十三日
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