小林道憲さん
のうた一覧
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胃袋のような枇杷が ひかひかと夕日に映えおり 秋のまなかに
令和五年十月十四日
5
6月に、私の母が105歳で他界し...
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雨ごとに秋深まりて 草や木の赤黄に染まり 秋は過ぎ逝く
令和五年十月十二日
8
6月に、私の母が105歳で他界し...
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秋深く いとしき友の訪うという 髪染め直して 心はなやぐ
令和五年十月十日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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木漏れ日に立ちし木々の色づきて 季節の変わり そこに眺むる
令和五年十月八日
4
6月に、私の母が105歳で他界し...
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秋深く山鎮まりて 祇王寺で 悲恋の主の運命をぞ思う
令和五年十月六日
3
6月に、私の母が105歳で他界し...
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朝露が白玉結ぶ山の辺に 野菊の花の風に揺れおり
令和五年十月五日
7
6月に、私の母が105歳で他界し...
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台風に倒れしコスモス地に這いて それでも根づきて花を咲かしむ
令和五年十月四日
10
6月に、私の母が105歳で他界し...
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秋が来て 戸ごと窓をしめきりぬ 人声絶えて 夜ぞわびしき
令和五年十月三日
8
6月に、私の母が105歳で他界し...
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子を案じ眠れぬ夜はことさらに 闇のしじまに息をひそめぬ
令和五年十月二日
10
6月に、私の母が105歳で他界し...
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雨ごとに気温下りて秋深し 惜しみつつ摘む 庭の花々
令和五年十月一日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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いつしかに まわりの騒音気にならず 今は生活の中にとけこむ
令和五年九月三十日
4
6月に、私の母が105歳で他界し...
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月出たと 古里の友 電話くれる 戸外に出て同じ月見る
令和五年九月二十九日
5
6月に、私の母が105歳で他界し...
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老眼の眼鏡かけたるわが夫を 雛壇より見ている夢のおかしさ
令和五年九月二十八日
3
6月に、私の母が105歳で他界し...
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今日こそは 歌の一首も詠まんとて 仰ぎ見る目に昼月のあり
令和五年九月二十七日
8
6月に、私の母が105歳で他界し...
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紡ぎたる言葉続かず 指折りて字数かぞえど リズムに乗れず
令和五年九月二十六日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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魂が躰のなかで泪する しずかにひととき泣かせてやりぬ
令和五年九月二十五日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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ヒュルヒュルと咲きのぼりゆくクレオメの 秋の日和を 風に揺れおり
令和五年九月二十四日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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わが友の心の中の悲しみを 汲めずに話した一言を悔ゆ
令和五年九月二十日
8
6月に、私の母が105歳で他界し...
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歳老いて ひとり外出をつつしめる 若き日偲び 侘しく思う
令和五年九月十八日
6
6月に、私の母が105歳で他界し...
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若き日の実らぬ愛の思い出をさらりと友は語りてくれぬ
令和五年九月十七日
4
6月に、私の母が105歳で他界し...
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